乳児の子育て:ところ変われば~知ってる?赤ちゃん向けサプリ~

IMG_3035ああ、なんと、まあ前回の更新からほぼ2か月も立ってしまいました!なんたること!娘には、継続は力だ、決めたことはきちんとやり続けなさいと、口をすっぱくして言い続けているのに、、、。しょうがない。

さて、ひさしぶりの投稿は、何を書こうかな、と迷っていたのですが、お題を迷っていたらますます更新が滞るので、軽めの情報発信から再開したいと思います。

我が家の第二子も先日7か月を迎えました。離乳食も二回食を迎え、1歳未満で必要な予防接種はすべて受け終わり次回の健診&予防接種は1歳児健診。早いものです。第一子と第二子が6歳差であることもあり、また、第一子は3歳までは日本で子育てしていたこともあり、時の流れのせいなのか、はたまた海外にいるせいなのか、6年前とは勝手が違うことも多くて驚くこともしばしば。第一子のときとの違いで驚いたことを、いくつかご紹介します。

今日は赤ちゃん用サプリについて。

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ある日、オランダで子育てをしていた友人と話をしていたときのこと。久しぶりにオランダに帰るけど、香港では売っていない赤ちゃん用のビタミンDサプリを買ってこようか?といわれました。

???赤ちゃん用のサプリってなんだろ。

友人曰く、「オランダでは日照時間が短いこともあるのか、病院では、生まれた翌日から、一日一回ビタミンDのサプリを赤ちゃんに与えることを指導されるよー。4歳くらいまで続けていたよ。香港とかアジアの国では、そういったサプリがメジャーではないみたいだけど」と。「オランダ人の体格が大きいのは、このビタミンDを小さいときから摂取しているからかもね(笑)」。

オランダ人の体格が大きいのがビタミンDのせいかどうかは置いておいて、非常に興味深いなと思った私。日本では赤ちゃん用サプリなんてついぞ聞いたことがない。だけど、いいものだったらぜひ使ってみたい。多くの国が導入しているならやってみてもいいんじゃないかな。

そう思って、英語でググったところ、たくさんの商品をネットで見つけることができました。特にアメリカのWebsiteで多くヒット。そして、今まで聞いた限りでは、カナダ、アメリカ、ブラジル、オーストラリアでは、特にビタミンDは母乳からの摂取が難しいという理由で、母乳を続ける限りは与えることが指導されることが多いようです。

サプリ大国あめりか?

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サプリメントに対しては、抵抗感が強かった私。必要な栄養素は当然自然の食物から摂取すべし、と育てられてきました。学校でも同じような指導があったと思いますし、「サプリの弊害」といった記事を新聞等で読んだことはなんどもあります。私の周囲だけではなく、おそらく日本ではそういった考えが強く、サプリに対する抵抗感を持つ方も多いのではないでしょうか。

そしてそんな私はアメリカに行ってびっくり。あらゆるところにサプリメント専門ショップがあるニューヨーク。スタバ、コンビニ兼薬局についでよくみかけるサプリショップ。最初みたときは、あーアメリカだなーと笑っていましたが、わたしもだんだんとサプリを利用するようになり、あんだけ毛嫌いしていた自分がうそのように、CoQ10を大量購入するように。笑

妊娠中も、まず最初になされる医師指導が、妊娠用サプリ(Prenatal Vitamin)をのみなさい、というもので驚きました。

日本で第一子を妊娠中に、日本で飲みなさいといわれていたのは、葉酸のサプリのみ。それ以外の栄養素については、「バランスの良い食事を心がけて」摂取するようにという指導でした。わざわざ栄養士指導があったほど!だからこそ、妊婦に必要な栄養素はすべて含まれている?Prenatal Vitaminを飲むべし!というサプリ重視?指導には、若干カルチャーショックを受けると同時に、合理主義のアメリカらしいなと思ったものです。(ちなみに香港は日本に近く、栄養バランスよくするように指導がありました)

だからこそ、乳児用のサプリも、アメリカではあって、日本ではない、というのも、妙に納得したものです。

赤ちゃん用ビタミンDサプリ、ほんとに大丈夫?

ではでは、赤ちゃん用ビタミンDサプリって、ほんとに使っていいものでしょうか。

ビタミンDは骨を丈夫にするために必要な栄養素。しかし最近は、過度な紫外線対策等が原因でビタミンD不足が原因となって乳幼児のくる病が増えているそうです(参考記事:「くる病」乳幼児に増加 ビタミンD欠乏が原因)。最近は日本でも、くる病予防を乳児健診のときにビタミンDを注射で打つことがあるそうですが、それ以外は基本的に食事からの摂取を求められているかと思います。

そういったことを考えると、ビタミンDのサプリは一定の意味がありそう!しかも、アメリカやオランダ等の先進国でメジャーなら大きな問題はないだろう。。。ということで、我が家は、ビタミンDのサプリを息子ちゃんに一日一回与えています。

しかし、過剰摂取には、副作用もあるようで、その使い方には要注意のようです。厚生労働省が纏めているこのサイトに、ビタミンDの効能、過剰摂取の場合の弊害等についてまとめているので参考になります(「統合医療」情報発信サイト―ビタミンD―)(※これは、米国の政府機関が発信している情報を日本語に訳して紹介しているものになります)。

要すれば、過剰摂取を避けるためには、サプリを利用するにしても、かかりつけ医と相談しながらやっていくのがベストということでしょう。

ただ、そもそもそういった乳幼児用ビタミンDサプリがあること自体知らなかったら、より良い手段を相談する材料もないわけで、日本の育児の常識にとらわれず、世界の育児情報に目を向けていくと、色々と勉強になるし選択肢が広がっていくなあと思ったのでした。そしてわたしのブログが、そういった情報提供の一助となればいいなとも思い今回の記事にまとめてみました。ご参考なれば幸いです。

3 Comments on “乳児の子育て:ところ変われば~知ってる?赤ちゃん向けサプリ~

  1. 久しぶりの投稿、嬉しいです!
    Prenatal vitamin マレーシアでも指導されました。先生はオーストラリアとイギリスで研修を受けられた方なので、そっちでもよくあるのかな?健診のたびに、vitaminは飲んでる?と。私はサプリメントに懐疑的であまり飲みたくなかったこともあり、はいはい飲んでます〜でも処方してもらわなくても市販のドラッグストアで同じ成分のもの買ってますからいいです〜と流してましたが。笑

    日本流と海外流、どちらが正しいのか?ベターなのか?はわかりませんが(医学常識さえコロコロ変わるのだから、多分正解は神のみぞ知る)知らなければ選択肢にすら入らず、検討さえできない。本当にそうだなと思いました。
    私が特にそう思ったのは、マレーシアで妊婦時代にオーストラリア人の妊婦友達から、whooping coughのワクチン受ける?と聞かれたこと。日本では、胎児のために妊婦がワクチンを受けるなんて聞いたことがなくて、うそうそーと調べたら、CDCもthird trimesterで受けることを推奨してて、オーストラリアでは公費で受けられる!日本はそれなりに医学先進国と思ってただけに衝撃でした。
    結局検討して私は受けませんでしたが、知らなければ視野が狭いままでした。海外が全ていい、日本はダメとかいうわけではありませんが、いろいろ知った上で、自分で選択していけるようでありたいものですね。

  2. Akanaさん、コメントありがとうございます♪マレーシアでもPrenatal Vitamin推奨されていたのですね。先生が西欧の方だったからなのでしょうか。香港と日本ではなかったので、もしかしたら、中国の食事や栄養に対する考え方の影響を受けているエリアでは、サプリが浸透していないのかなあと思ったりしたのですが、マレーシアが入ってくると、この仮説が崩れますね。笑。色々調べていくとまだまだ色んな発見がありそうですね。

    百日咳のワクチン、私も知りませんでした。アメリカではやらなかったんじゃないかなあ。。。やはりところ変われば、医療常識も子育て常識もかわっていきますね。「海外が全ていい、日本はダメとかいうわけではありませんが、いろいろ知った上で、自分で選択していけるようでありたい」というAkanaさんのご意見大賛成です。わたしもこのブログでこうやって情報を頂けて視野を広げられるのは本当に嬉しいです。ありがとうございます!

  3. 今中国で赤ちゃん育てていますが、ビタミンDも処方されてます。白人の赤ちゃんの方がメラニン色素が少ないためクル病になりやすいと聞いたことがあります。黄色人種にはあまり必要ないのかもしれませんが、中国は大気汚染などいろいろあり赤ちゃんを日光浴させにくい環境なのでやはり与えたほうがいいかなと考えています。

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