海外でママ友を作るための5つのヒント(英語のできない人向け)

 

海外で暮らすにあたり、大きな不安のひとつは、友達ができるかどうか。特に子供を抱えている場合は、ママ友ができるかどうか、というのは大きな大きな不安材料であるはず。まして、現地の言葉はおろか、(世界共通言語といっても大げさではない)英語に自信がない場合、その不安は海よりも深く山よりも高いはず。

日本人のママ友を作る方法については今日は特に言及しません。日本人のママ友を作る方法は、基本的に、日本にいるときと同じだと思うからです。しかも、海外でマイノリティとして暮らしている日本人のママたちは、それぞれ同じような苦労をした経験があるため、新しく暮らし始めた新米駐在ママの苦労もわかってくれ、助けてくれようとするので、とてもやさしく、温かく迎えてくださるケースが多い。なのでこの点はあんまり心配しなくてよし。

問題は、日本人ではないママ友の作り方です。

ローカルのママ友がなぜ必要か。

ママ友というのは、①喜びや悩みを共有できる同志であると同時に、②子育てにおける重要な情報源でもあります。さらにいえば、こどもたちはママ同士が友達だと学校外で会うことも多く、親しくなりやすいという意味で、幼少期のこどもの社会形成でも重要になってくると思っています。なので、はっきり言ってママ友は必須だと思っています。私自身、素敵なママ友に恵まれて、こどもを生んでからの世界が広がりましたし、ママ友がいたからこそ、子育てをやってこれたといっても過言ではないと思っています。

では、日本人のママ友だけでいいじゃない、という声もあがるかと思います。私の答えはNoです。

もちろん、日本人のママ友は必須です。同じ日本人としてのバックグラウンドがあるので、共有できるものが多く、本当に居心地がいいですし、楽しいし、助けられています。こどもたちも、日頃から自分がマイノリティであるということを幼いながらに感じていることもあるせいか、日本人同士のつながりを持つことができる状況は、純粋に喜んでいるし楽しんでいます。

しかし、日本人コミュニティが大きい社会ではいいのですが、日本人コミュニティが小さいとそうも言ってられません。さらに、ローカルの人の持っている情報は、海外における日本人コミュニティが有している情報よりも圧倒的に多かったりします(言葉の壁がなかったり、滞在期間が長かったり、ネットワークが広かったり、そりゃ情報格差があるのは当然です)。たとえば、地球の歩き方等の観光ガイドブックに載っているお土産屋さんは、じつは現地の人があまり注目していない店だったりして。おいしいお店の情報、学校の情報、病院の情報、色々な情報で実はローカルの人の方が情報を持ってたりするんです。

また、ローカルのママ友を持つと、そういったママ達とのPlay Date(子連れで遊ぶこと)を通じて、子供たちも学校外で異文化に触れることになります。こういった交流は、ママ自身の世界を広げるだけではなくて、子供の世界を広げるのにもとても役に立つと思っています。せっかく海外にいるのであれば、色々な文化に触れるチャンスをどんどん捉えていきたいと私は思っています。

それから、私自身、ローカルママ友が必須だった理由があります。それは、自分が学生ママ/ワーママであったということ。NYCは多くの日本人のママがいて、私自身素敵な友達に恵まれいつも助けられていますが、多くの日本人のママ達は、駐在に帯同した専業主婦であるケースが多く、フルタイムのワーママは限られていました。夫婦共働きの生活スタイルを成り立たすための情報は、同じような生活スタイルを持つ人からのほうが得やすいのが現実。また、日本でやってきた働き方や育児と仕事の両立方法が通用しないときの悩みの相談相手はやはり同じような立場にいるママのほうが相談しやすいというのもありました。

でも、実はローカルのママ友を作るのってすごく労力を使うこと。なぜなら文化も言葉も違う。しかもわたしのように、英語にコンプレックスを抱えているような人間はそもそも喋ることすら大変な神経を使うので疲弊します。それでもこの二年間ラッキーなことに素敵なローカルのママ友にも恵まれました。そこで、わたしのような不安を抱える人に、自分の経験を踏まえて、ローカルのママ友を作る5つのヒントをご紹介したいと思います。

その① 躊躇しない

20150515_011939959_iOS特に英語が苦手な人は、とにかく英語を話すこと自体にコンプレックスを抱えているはず。まして自分よりも英語のできる人に積極的に、ともすれば5歳児以下の英語レベルで話しかけていくのはとんでもない勇気がいること(わたしのスピーキング力は5歳児(娘)以下)。でも、躊躇している場合じゃありません。もう、なんでもいいんです。黙ってたって事態はかわらない。どうしようもない英語でも、とにかく話しかけるんです。

向こうは、私たちが外国人であることを知っています。言葉がローカル並みに話せるなんて期待していません、仕事じゃないんだから。明るい笑顔で一生懸命話しかけてくる子連れのママをあからさまに邪険にするママなんて、あんまりいないはず。それで邪険にしてくる人はその後も仲良くなれるわけないので、気にしない。へこたれないで何度も話しかけるんです。当たり前のことですが、まずは話すことからすべてが始まるから。

子供を遊ばせている近所の公園で、付き添いの親に話しかける。こどもの学校行事でも親に話しかける。そして早いタイミングで連絡先を交換して、次にこどもを遊ばせる予定を組んじゃう。職場の同僚に子持ちがいれば、仕事に関係なくてもとにかく話しかけてランチに誘い出す。一歩下がる女性が評価される日本で育ちながらも一歩下がることができなかったわたしでも、これらの行為にはかなり勇気が必要でしたが、ここは外国だ!旅の恥(旅ではないですが)はかきすて!!!と思い、とにかくがんばって話しかけました。聞き取ってもらえないため何度も何度も聞き返されながら。。。

その② 最初から自分をさらけ出す

いくら外国人に慣れているニューヨークとはいえ、やはりいきなり知らない外国人に話しかけられると警戒します。そこで私がやったのは、最初から自分が何者なのか、ということをさらけ出すということでした。

どういう経緯でアメリカに来て、日本ではこんな仕事をやっていて、旦那はこんなことをやっていて、今は自分はこんなことをやっていて、アメリカに来てどれくらいで。。。といったような具合に。そうすることで、相手は、「英語もまともにしゃべれない正体不明のアジア人」から「アメリカにやってきて、がんばっている若いお母さん」という認識に早いタイミングで変えてくれて警戒心を解いてくれることが多いです。

特に日本人女性は若く見られ、警戒心を解きやすいはずだからお得。

 

そして、子供を持つ親にとって友達がほしいのはみな一緒。オープンでない性格の人も結構いるので、こちらが完全に無防備に仲良くしようと接していくと、意外とむこうも喜んで受け入れてくれるものです。

その③ 学校行事には積極的に参加

日本の保育園に比べて親の参加が求められる行事が多いニューヨークのPreschoolや幼稚園。とにかく学校行事には可能な限り参加し、子供のクラスメイトの保護者方とは積極的に話すようにしました。

やはり一番ママ友パパ友になりやすいのは、子供の友達の保護者たち。向こうも子供の仲の良いお友達の親とは親しくなっておきたいというモチベーションがありますし。近所に住んでいることも多いし、子供の年も同じだし、兎角共通の話題が多い。学校行事を通じて、顔を合わせ、積極的に話す。話せる時間も比較的長いので親しくなりやすい。このチャンスを利用しない手はありません。

躊躇するのはわかります。でも、こどものためと思って自らを奮い立たせどうせなら目標を高くし、「クラスの中でも目立つお母さん」を目指してみましょう。それでもやっぱり一人で参加して話していくのは勇気が必要。わかります。クラス行事に参加してもなかなか積極性を持てないという方は、旦那の参加も促す、これに限る。友達作りは夫婦の共同作業でもあるべきだし、二人でやれば勇気は半分、効果は倍増。

さらにいえば、特に最初の子供だったりすると、どの親も直面しているこどもの問題は初めて。だから考えるようなことは一緒。だけど時間がなくて調査できてなかったりするので、慎重に調べて考え込む日本人は実はお役立ち情報を提供することができたりして、話を持たせやすいし、親しくなりやすい(調査マニアの夫談)。

その④ Play Dateをとにかく実施

1-3である程度顔見知りになったら、休日を利用して積極的に”Play Date”(子連れで親同士が会うこと)を設定しましょう。やはり学校行事のついで、ではなく、休日にわざわざ時間をとって会う、家にきてもらう、家に遊びにいかせてもらう、こうすることで、親密度はぐっとアップ。お互いをよく知るチャンスになるし、子供たちは充実した時間を過ごせるはず。

ちなみに、人を家に招き入れるときって、結構構えて準備してしまう方が日本人には多いかと思います。家を掃除してお菓子とお茶を用意して、、、。Play Dateはもっと気軽な日常的なものなので、そんな凝った準備は不要です。この点は結構拍子抜けしたのを覚えています。ローカルのお友達の家にいっても、本当に「日常」生活にお邪魔するというかんじです。というわけで、肩肘はらずに積極的にPlay Dateをしましょう!ぐんと休日が濃くなってくるはず。

とここまで読んでも、そうはいってもさ、頑張って話すのって難しいんだよっていう方にとっておきの(?)方法を。

その⑤ 日本の文化を活用

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一生懸命、学校で話しかけたり、Play Dateを設定したりしても、話のネタがつきれば、困ってしまいます。Play Dateなんて特に、時間が長いし、英語が苦手だと、「他愛無いおしゃべり」というやつが、全然「他愛無い」なんてもんじゃないので、話を続かせ「楽しい時間」を演出するのがつらいつらい。ここでお役に立つのが、「JAPAN」の紹介です。

日本って日本人が思っているほど、アメリカ人やヨーロッパ人に知られていません(アジア人(特に東アジア)の友達は、日本が好きでかなり詳しい人も多いですが)。日本人の多いNYCでですら、日本の文化についてあまりにも知られてないことに渡米してからはじめて気づき、わたしはびっくりしました。中国や韓国のように、各地に中華街があったり韓国人街があったりすると、結構ローカルの人もその文化を知っていたりするのですが、歴史的に見ても、そもそも日本の外に出ていく移民の数が圧倒的に少ない日本については、みんなあまり知りません。

彼らにとって日本は、謎なFar Eastの国。なんだかよくわからないけど、素晴らしい製品や芸術を生み出す国で、なんだかよくわからないけど、経済大国。でもその実態は謎、というのが彼らの印象ではないかと推測します。仕事やプライベートで何等かの関係を持ったことがある人は別にして、多くの人が知っているのはせいぜい、日本=SUSHI、Ninja、Ono Yoko。すみません、嘘です、大袈裟です。でも、知られていないというのは事実。私たちにとって当たり前の日本文化を教えてあげたり、日常生活品の日本の物をプレゼントするだけで、「Beautiful!Fantastic!!」と感動されます。

わたしがよく利用したのが、折り紙。日本人の小学生ならほぼ誰でも折れるであろう鶴を折っただけで、ものすごく感動されたのを契機に、ことあるごとに折り紙を利用してきました。娘のクラスメイトやママ友に折り紙をプレゼントしたり、娘の学校で折り紙教室を開いたり。日本人なら大抵の人が簡単にできることでも、NYCでやると、謎な国日本の魅力的な文化として映り、強い印象を周囲に与えることができていた気がします。日本人で本当によかったなとつくづく思う瞬間です。

ほかにも日本からお土産で頂いたお菓子のおすそ分けをしたり、夕飯を作りすぎたらタッパーにいれてもっていったり。手元にあった日本的なもの(日本の絵葉書や布巾など)を記念にさしあげる等々。これらはすべて、ローカルの友達との交流を深める上でとても役にたちました。そして、自分自身、日本の文化のすばらしさを再認識する良いきっかけになりました。

5つのヒントは以上であります。あくまで私の経験に基づく話なのでご参考まで。とりあえず、言いたいのは、英語コンプレックスの塊の私でも友達はできました。きっとあなたも大丈夫!だということです。

9 Comments on “海外でママ友を作るための5つのヒント(英語のできない人向け)

  1. 私はワーキングではないですがバンコクです。今日子どもをインターに入れました。とゆーのも、これからも他の海外で生活する可能性が高いからです。私は、、英語は苦手です。
    子どもは3歳前ですが、こちらは八ヶ月くらいからナーサリーなどがあるので。
    ただわたしがママ友や人の輪が凄い苦手で、、
    まだ行って二日目ですが、送りだけしてます。周りの日本人の英語力は半端なく、子どももかなりまだ泣くので他のママさんとも話しができません。
    子どもより私が英語力なくてめげそうですが。そんな時、このブログをみつけました。がんばってみよう、ちょいくだけるくらい軽い感じでやってみようかと思います。まだまだ気持ちが葛藤しますがなんとかやってみます!
    ありがとうございます。

  2. きいさん、

    コメントありがとうございます。わかります、その気持ち!最初は本当につらいですよね。しかもお子さんも学校がはじまったばかりで、精神的に落ち着かないのをサポートしつつ、だけど自分だって新しい環境で、コミュニケーションだってままならなくて、、、わたしも全く同じ体験をしました。親の方が泣きたくなりますよね。

    そして、わたしは実際に泣きました。こどもが泣き叫んでどうしようもない中、先生の前で思わず泣いてしまいました。でも、それで少し肩の力が抜けました。あ、いいんだ、と。外国人で、新しい環境にきて、こどもや家族を支えなければならない母親は大変に決まっています。そして、周囲は間違いなくそれを理解してくれると思います。

    焦らないで、そして肩の力を抜いて、がんばってみてください。日本にいたときのようにうまくいくわけなんてないのですし、外国人が多い地域では、そういったことを皆知っていてやさしいですよ!

    ひとりで背負わず、周囲に助けを求めてみると、それが意外と良い友達になれるきっかけになったりしましたよ★

    応援しています!!!!

  3. ありがとうございます!!
    ほんとに毎回の送りが苦痛なんですが。まだまだです。。
    やはり周りの日本人ママさんは英語がペラペラだったり、帰国子女の方、国際結婚の方の日本人なんで。。
    すぐ慣れるよ〜と言われても本当か?と。笑

    こないだ同じバスに乗った保護者の方に話すか話しかけるか散々迷い、えいや!で話かけました。 ふー、、

    子どもが毎朝泣くってのを英語で頭の中で考えて口にしたら崩壊してカタコト英語に。笑 でも聞いてくれて、うちの子は三ヶ月かかったわよ!てな話をしてくれました。
    欧米人の方でしたが顔は忘れてしまいましたが。ま、こんな感じで毎日泣きそうなりますがやってみます。

    また相談させてくださいね!ありがとうございます。

  4. きいさん、

    コメント拝見していて、渡米当時の苦悩を思い出しました。わたしも全然しゃべれない(今でも、かなり怪しい英語)ので、すごくわかります。。。でも、実は、西洋人でも、英語がネイティブじゃなくて英語をしゃべるのに抵抗を感じているお母さんも実はいらっしゃったりして、英語が苦手なのは自分だけじゃなかったりしますよ◎なので、どうぞ英語に苦手意識を持ちすぎることのないようにがんばってください♪心の底から応援していますね!えいやっで知らないお母さんに声をかけたきいさんなら絶対だいじょうぶ!!!いつでもメッセージお待ちしています★がんばれ!!!!

  5. Pingback: ◎子供の学校との付き合い方シリーズ2◎海外で働きながら学校とうまく付き合う三つのヒント – 海外でもワーママ生活

  6. 初めまして!来月から2歳の子供を連れてデンバーに行く予定の主婦です!私の英語力はもはや3歳児以下です。。。でも、せっかくの機会なので私自身も、子供にも素敵なローカル友達ができればと思っています>__<

  7. 初めまして!
    こういった場所にコメントを書くのは初めてなのですが、今まさに私が欲していた内容だったので…(;_;)

    今月から某アジアの国で娘がインターの幼稚園に通い始めました。
    英語が出来ないながら頑張っている娘を見て、私も頑張ろう!と積極的に保護者のママたちと関わりを持とうと努めています。

    ただ、明日遂にママだけの集まりがあって…

    軽い情報交換(単なるおしゃべり)のようですが、”たわいのない会話”ほど難しいものはなくて。
    英語で長時間何話せばいいのか、下手な英語で相手を困らせちゃうんじゃないか、結局一人ぼっちになっちゃうんじゃないか、など考え過ぎて心が折れそうになっていました(T ^ T)

    でも、躊躇してたら何も始まらないですよね!

    頑張って自分のこと、娘のこと、日本のこと話してきます!
    (終わった後は反省だらけになりそうだけど(;^_^A)
    でも先ずは第一歩、踏み出してきます〜

    ありがとうございました( ´ ▽ ` )

  8. ちゅくちゅくさん、コメントありがとうございます!&お返事大変おそくなってしまい、申し訳ありません!

    デンバーに行かれるのですね!アメリカにいたときに、旅行でいきました♪アメリカの壮大な自然にすぐにアクセスできるところで、ほっとするところでした。わたしの英語は、アメリカにわたって半年たった娘(当時4歳ちょっと)に完全に負けていました笑。電気を通す電話ですら一苦労していた渡米当時を思い出すといまでもどきどきします。。。
    でも、英語の良いところは、きれいにしゃべれなくても、お友達はできるし、日常生活はできるということだと思います。日本語のようにきれいに話す必要がないんです!世界中の人が色んな訛りで英語を道具としてつかって話しているので!どうぞがんばってください!!!!応援していますね!!!!

  9. ミルキーさん、

    コメントありがとうございます&お返事が遅くなってしまってごめんなさい。。。。

    ママの集いはどうでしたか?楽しめましたか?わたしは、ママの集いが終わるたびに、毎回楽しかった!と思うと同時に、ああああでもやっぱり英語がネックであんまりいいたいこと話せなかったなあ(どーんっ)というくらい気持ちに今でもなります。笑。なので、僭越ながら申し上げますと、ミルキーさん、万が一ママの会合で落ち込んでしまったとしても、とにかく気にしちゃだめです!!!落ち込んで、次の会合から足が遠のくことは簡単ですが、そうなるとあとで、もっと後悔します。結局、毎回、ああ、だめだなあって思ってもガンガンそういう場に顔をだして、とにかくニコニコしていれば、世界が広がると思います。特にインターの幼稚園なら、意外とお母さんたちみんな英語に苦手意識を持っていたりしますし、英語ができなくてもみんなやさしいです◎

    第一歩、頑張ってください!応援しています!英語がきらいできらいでしょうがない私ですらできたので、だいじょうぶ!!!!がんばってください!!!!!!!!

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