復職=本当にこれでよかったのかと迷う自分へ=

20160331_210934988_iOS今日は4月1日。日本は桜が見頃を迎えたとのニュースを見て、もう数年味わっていない日本の春を懐かしく思い返しています。香港も昨日から急に蒸し暑さを増してきました。いよいよ、香港なりの春到来というところでしょうか。

さて、昨日のSNSでは、「今日が保育園最終日」という投稿があり、また「明日から保育園」といったような投稿を多くみかけ、新しい年度がいよいよスタートするんだなと感じています。アメリカにいる間は4月=年度の初めというものを強く認識しなかったのですが、、、今年は、①娘が日本にいたら保育園を卒園するタイミングだということ、②息子が日本にいたら保育園に入園するタイミングである可能性が高いということ、それすなわち③自分が日本企業に復職したこと、④いよいよ勤務開始して10年目を迎えるということ、から4月1日を強く認識しています。

そう、報告が遅れましたが、3月15日付で、育児休職から復職しました。復職先は、新卒から勤務している日本企業の、香港法人です。

復職する前は、大きな大きな不安と葛藤がありました。そして復職して2週間がたった今も、少しだけ小さくなった不安と、少しだけ大きくなった葛藤と闘っています。

きっと私とおなじような不安と葛藤を抱えながら、4月1日に新たなステージを迎える親はおおいのではないでしょうか。特に、育児休職から復職しようとしている方は、わたしと同じような不安と仕事復帰に向けた気持ちの高揚と、で張り詰めた気持ちの人が多いのではないでしょうか。

そんな方々に向けて、そしてなにより自分に向けて、メッセージを。。。

 

不安や葛藤は続く

今回わたしは、第二子が5か月になろうとしているタイミングで復職しました。第一子のときは生後6か月での復職でした。

第一子のときは保育園に預けての復職ですが、保育園がほとんどない香港では、一日中住み込みのお手伝いさんに赤ん坊を預けることになります。長女のときとはまるで違うその環境に私は正直不安を隠せません。

第一子のときよりも心に余裕があるためか、育児を楽しめるようになった分、一瞬で過ぎ去ってしまう赤ちゃんとの貴重な時間を自らの手で止めて、復職していいんだろうか、という葛藤も第一子のときよりも大きいです。

そして私は経験上知っています。その不安や葛藤はずっと続くということを。こどもと離れて働き続ける限り(少なくとも、娘が6歳になった今も続いていますし、この先まだ数年つづきそうな気配は漂っています)。

不安や葛藤の波は、いつでもざぶん、ざぶん、と自分の心の真ん中に止まることなく打ち寄せてきます。そして、ときどき、高波になって襲ってきます。朝、1時間しか一緒にいれずに離れなきゃいけないとき、職場で搾乳をしているとき、こどもが熱を出した時、「会社に行かないで」と泣かれるとき、「ひとりで食事をするのが寂しいから」とFace Timeで職場に電話してくるとき、そしてなにより、帰宅してこどもの屈託のない笑顔をみたときに。

不安や葛藤は続くんです。こどもが2か月で復職しても、5か月で復職しても、1歳で復職しても、3歳で復職しても、、結局は続くんです。だから、「こんなに子どもがまだ小さいのに復職してよかったんだろうか」と悩まなくていいんです。どのタイミングで復職しても結局不安は消えないんですから。

日本では、0歳児で保育園にいれることについて「早すぎる」と考える人が多い気がします。日本ではいまだ三歳児神話を唱えるひとがいるくらいなので、きっと1歳での復職についてだって「早すぎる」と悩むお母さんが多いのではないでしょうか。でも「早すぎる」復職に自分を責める必要はないんです。(そもそもアメリカや香港に比べると、日本の育児休職は制度も実態もめちゃくちゃ長いですし。。。この点はまた今度)。どんなタイミングで復職しても、働き続ける限り、不安や葛藤は続くのです。それが嫌ならすっぱり仕事をあきらめるしかないんです。

でも、仕事したいんだよね?だったら復職のタイミングについて自分を責める、なんて無駄なことはやめにしなきゃ。

子どもは育つ

大丈夫。子どもは育つ。

自分が一緒にいる時間が少なくたって、その分いろんな人の多彩な愛情を受けてしっかり育つ。

それも私は知っているはず。ごんちゃん(娘)はしっかり育っている。やさしくて愛情にあふれる人懐っこい子に育っている。なのに、何を不安に思っているの?二人目も大丈夫。

たとえ短い時間でも、ちゃんとその限られた時間に向き合ってアンテナを張っていれば大丈夫。家に帰ったときに、思いっきりハグして、いっぱい「愛しているよ」とつたえてあげれば、それだけで大丈夫。その他の点が少し(だいぶ?)不足していたって大丈夫。

こどもが少し寂しい思いをしても、自分は親からいっぱい愛されていると知っていれば、その寂しさを乗り越えて、むしろ強くたくましく成長してくれるはず。そう信じて、6年間、上の子を育ててきました。欠点もあるけど、元気で明るい、なにより愛情を知っているこどもに育ってくれた気がしています。

胸を張ろう

「ああ、わたしはなんてダメな母親なんだ」と何度思ったことでしょう。

こんなに子どもに寂しい思いをさせてまで働く意味があるんだろうか、こんなにまで育児家事をガタガタにして他人任せにしてしまってまで働く意味ってあるんだろうか、、、

会社にはいくらでも私のかわりなんていて、わたしのやっている仕事なんてほんの些細なことにすぎなくて、社会に与える影響なんて、広大な海’の中における泡一つみたいなもので、、、だけどこどもにとっては、わたしは、彼らの生活の大半を占める大きな存在であるのに、、、

散々散々悩んできました。自信も持てませんでした。そして今も別に自信の欠片もありません。

だけど、やっぱりわたしは働きたいと思って働きました。だったら、胸を張らなきゃいけない。現時点で全然胸を張れていませんが、胸を張れと、自分自身に言い聞かせたいと思います。

たしかに家でこどもにつきっきりになるより、育児の点ではダメダメな母親かもしれない。だけど、それ以外の「なにか」をこどもに見せられる、はず。仕事にむける熱い姿勢とか、そういった立派なものをみせられないかもしれないけど、「なんかよくわからないけど、いっつもドタバタしている」おかあさんをみて、「なにか」を感じてくれるはず(すくなくとも、働いてお金を稼ぐことで、少しだけ良い教育環境や楽しい旅行のチャンスを与えられるはず)。

完璧な母親にはなれないけれど、自分は自分なりにベストをつくしている限り、胸を張ろう。

自分の育児スタイルに自信を持もたなきゃ、その自信のなさはこどもに伝播していしまうはず。逆に、働いていることに、自分の育児スタイルに胸を張っていれば、こどもも一緒にそれを誇らしく感じてくれるはず。

最後に

自分を鼓舞するために書いた、ということもあり、、、なんだか、とりとめのない文章になってしまいました。それでも書かずにはいられませんでした。私と同じような思いを抱いている人は絶対多いから。

子どもとの愛おしい時間を放棄して働きに出ることに、今朝もまた、私は、不安や葛藤を感じています。だけど、きつめの口紅を塗ってヒールを履いて自信をつけて、オフィス街に繰り出していこうと思います。一日頑張って疲れて帰宅したあとに子どもの笑顔に出会う瞬間は、至福の瞬間。そんな最高の瞬間を味わえるのは、日中一緒にいれないからこそ、かもしれない。そんな至福の瞬間を楽しみに今日も繰り出すのです。

きっと大丈夫。

7 Comments on “復職=本当にこれでよかったのかと迷う自分へ=

  1. はじめまして、昨年秋に長男が10ヶ月で復職した弁護士ママです。
    当初は認可外保育園に通わせていましたが、4月1日から認可保育園に転園。現在、慣れない保育園で、息子は絶賛泣きまくってます。お茶すら飲まず、泣き疲れて寝て、起きて泣いて、の状態だとか…。
    ブログ、読ませていただいて、すごく共感しました。お恥ずかしながら、まだ復職後半年程度ですが、これで良いのか?働く意味あるのか?の波は何度か経験し、今日もまさに、かなりのビッグウェーブが押し寄せていたところでした。
    子どもより大事なものはない、そう言いながら仕事を自ら選択して、結果、子どもと接する時間を減らしている、そんな自分を責めてしまう時、ありますよね。

    この先もずっと続くのですね(笑)それは大変だ!
    でも、そんな思いでみんな頑張ってるんだと思うと、私も頑張ろうと思えました!
    ありがとうございました!

  2. はじめまして。仕事と家庭の両立、お疲れ様です。私も今、香港で駐在ワーキングマザーをしています。職場復帰してから1年が経ちましたが、本当にこれでよかったのかと不安と葛藤で常にモヤモヤしています。子どもや夫に対する後ろめたさがあるのはもちろん、特に今は仕事がうまくいってないこともあり、もっと能力ある人が今の自分のポジションにいた方が会社のためになるんじゃないかとか悩んでいましたが、Timonさんのブログを読んで共感し、励まされました。ありがとうございます。

  3. eccoさん、お返事がとっても遅くなってしまってごめんなさい。そして、コメントいただきましてありがとうございます!
    息子さんは、新しい保育園になれましたでしょか?うちの娘も、新しい環境になると、かならず泣く子だったので、親として、もうどうしたらいいかわからなくなる気持ち、「私の方が泣きたいよ」という気持ち、よくわかります。。。

    わたしは、いつも、自分自身に言い聞かせていました。私は完璧な母親にはなれない。わたしよりも愛情深くてこどもに向き合える人はいっぱいいる。だから、私が働いて、色んな人に育ててもらえる娘はむしろラッキーだ!と。短い時間だからこそ、向けられる愛情をおもいっきり向ければいいのだ、とビッグウェーブが押し寄せるたびに、言い聞かせて自分をだまして?、そして気づけば6年間たっていました。

    私の方こそブログを通じてeccoさんをはじめ頑張っている「同志」の声を聴くことができて大変うれしく、励まされます!これからもがんばりましょう!
    最近滞り気味ですが、本ブログも引き続きよろしくお願い申し上げます。

  4. smallfishさん、コメントありがとうございます♪香港で駐在ワーママをやっていらっしゃるのですね!うれしいです!
    わたしも、まさに、「もっと能力のある人が今の自分のポジションにいた方が」と悩み、それをかき消しては、また悩み、、みたいなことを繰り返す生活を送っています。なので、頂いたコメントを読んでいただけで、ぐっと涙腺がゆるんでしまいました。

    最近ほかの方にいわれた言葉を、smallfishさんにも。とにかくチャンスがあるなら、テイクチャンスすればいいよ、と。そのポジションが与えられたのであれば、淡々と利用すればいいんだよ、会社も利益があると考えたからポジションを与えているんでしょう、と。

    そんな言葉で私はずんと沈んでいた心がすっと軽くなりました。

    smallfishさんのコメントにわたしのほうこそ励まされました。一緒にがんばっていきましょう♪本当にありがとうございました★

  5. お返事ありがとうございます。今与えられたチャンスを目一杯活かし、淡々と今の立場を利用すればいいんですね。よし、いただいたお返事のおかげで明日からまた頑張れそうです笑。
    timonさんとは年齢が近いと思うのですが、ワーママとしては大先輩で、迷った時の気持ちの整理の仕方や仕事と家庭の両立に対する考え方が本当に参考になります。
    これからも元気になりたい時は、こちらのブログに再訪問し、パワーチャージさせていただいます!

  6. Timonさん、
    はじめまして。オーストラリアでワーママをしています。
    大学の非常勤講師でパートタイムなのですが、2校掛け持ちなので、採点や試験など重なると時期によってはフルタイム並みになります。

    息子はもうすぐ4歳で保育園にも週4日通っていますが、未だに「ママ今日も仕事なの~??やだ~」と泣かれたりするので、このブログ読みながらウルウルしてしまいました… 

    夫は香港人なので香港移住の話も出ており、今後このブログで情報を得られたらいいなと思っています。上のお子さんの学校の情報など知りたいです!駐在の方とは条件が違いそうですが・・・

  7. tantakatan-san、こんにちは。お返事遅くなってしまって申し訳ありません。そして、コメント頂きましてありがとうございます!息子さんは、tantakatanさんのことが本当に大好きなのですね!ママが仕事をしているということを誇りに思いつつも寂しくなってしまうんでしょうね。でもそれもあと数年です。あと数年たてば、きっと働いているママを誇らしく思ってくれるはず!!がんばりましょう♪
    最近なんだかサボり気味ですが、、、香港情報載せられるようにがんばります!!!!これからも本ブログをよろしくお願い申しあげます♪

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