物申すのが保護者の役目?NY&香港パパママたちの驚くべき行動力&発言力

前回の記事「学校への連絡にFAX!?=便利ツールを使おうよ!NY&香港の学校のコミュニケーションツールを紹介します=」が意外と反響を呼びました。その反響の中で、「学校側に改善を求めたら、モンスターっていわれちゃうかな」というコメントが。自分に置き換えて考えてみました。うん、私が日本にいたら、まわりの目を気にして(特に周囲の保護者や学校の先生からの視線を気にして)なんにも言わないな、絶対。

実際、日本にいたときに、東日本大震災が起き、その後、保育園の園舎の耐震が心配だという保護者の声があがり、(もともと1年後に新築のところに引越す予定があったところですが)急遽プレハブ園舎が建てられたというとき、それらの保護者の方々の活動には積極的に参加せず、だった私。

そんな私が、驚いたのが、NYや香港のパパママたちの驚くべき行動力と発言力でした。6年前、何も発言しなかった自分自身への自戒の念を込めて&わたしのような保護者達も日本でも適切な主張する勇気がもてるようになるように、私が驚いたNYや香港のパパママたちの超積極的な姿勢をご紹介します。

NYで(学校は先生・保護者・地域が共につくりあげるもの)

私の短い経験ではありますが、NYは、そもそも主張をしなければ何も考えていないor異存はないと思われるところ。学校の授業でも、職場でも、とにかく発言することが求められていました。発言しない人はその場にいる意味なし、くらいの勢いです。その文化が学校運営にもあてはまっている印象があります。要は、「保護者の声いつでもWelcome!!!」の姿勢。

学校側は、ボランティア等での保護者の積極的な参加を求めますが、同時に保護者からの声も積極的に受け入れる姿勢が強くみられました。そもそも学校教育自体が「発言しない=無価値」(いいすぎ?笑。でも、これを毎日感じていたのがアメリカ時代のわたしの体験)みたいなかんじなので、親に求める姿勢もそうなってくるのでしょう。

だからこそ、親も発言するし、行動します。だめだと思ったら積極的に学校のシステムを変えにかかるのです。

たとえば、娘の通っていたPreschoolでは、保護者が働きかけてオーガニック食材を使う給食に切り替えさせていました。

ほかにも、新学期の前になると、新しい担任の先生についても積極的に校長に意見。「いままでの先生は素晴らしい先生だったから、次もそのような先生がくることを期待しています」と。(そういった声が実ったのか謎ですが、いい先生が実際に担任になりました)

たとえば、娘の通っていた公立小学校では、学校説明会でも、質問と意見の嵐。こういったルールはおかしいから直すべきだ、なんて意見がしょっちゅう出ていて、リーズナブルなものはどんどん導入されていっていました。

また、親の方から学校行事についての提案があり、学校側が当初予定していない学校行事なんかもちょくちょくありました。私自身、「◎子供の学校との付き合い方シリーズ2◎海外で働きながら学校とうまく付き合う三つのヒント」にも記載しましたが、勝手に折り紙教室やお別れ会を企画して、クラスに押しかけたりしていました。

まさに、学校というものは、先生と、保護者と、地域が共につくりあげるもの、ということを体現していたように感じます。

香港で(PM2.5対応に驚く)

香港ではインターに通っているので、おそらく上記の米国文化?欧米文化?が引き継がれているのでしょう、同じように保護者の発言力なかなかすごいです。なかでも最近特に「すごいなーーー」と脱帽した事件をご紹介。

冬の香港、実は北風にのって中国大陸の大気汚染が流れてくるせいか、ちょくちょく空気が悪くなります。先日は、PM2.5の数値が150を越え、普段は特に感じない鈍感な私ですら、なんだか喉がいがいがして、子供たちも咳が出始めたときがありました。そのときの保護者の反応がすごすぎました。

まず、PM2.5の数値が特にひどい日、即座に、Whatsappで”Air Pollution Concerns”というスレッドが立ち上がる(希望する保護者は全員入れる)。

そして、どうやったらこどもへの影響を最小限にすませることができるか、はてはマスクはどういったものがいいのか、、、等の議論がものすごい勢いで交わされる。このときオフィスにいましたが、私のプライベート携帯の画面にひたすら新着メッセージが届いておどろきました。

極め付けに、その日のうちか翌日には、どなたかが、大気汚染による市民の健康を考え活動を展開するNGO団体と提携を決定。そして、NGO団体による校舎のモニターをしてもらうことになりました。

性別問わず保護者が積極的に意見を交わし、行動を起こしている姿に驚きました。

日本は…?

さて、日本はどうでしょう?日本で「保護者」をしていたのはたったの三年。しかも公立保育園のみで、小学校の様子はわかりません。そのため、想像で物申すのは気が引けるのですが、、、ただ、親の意見はいくらでもウェルカムで親の意見もひとつの学校改善の手段というスタンス、、、というものはあまりないように思うのですが、どうでしょうか。

あくまで、一般論ですが、保護者の方には、「学校には通わせていただいている」という思いが強く、学校側には「学校の仕組みは、我々が決めるのである。保護者は必要なときだけ協力してほしい」という姿勢が強くあるように感じるのですが、どうでしょうか。

しかし、、、こどもの教育にとって良い環境を、という思いは保護者も学校も皆同じ。そのためには、積極的に議論を交わして、どんどん改善をはかっていこうとする、NYや香港のそんな雰囲気が、日本でも広がればいいなあ、とそう思います。

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