一時帰国でみた日本-観光立国になるために必要な3つのこと-

 

はじめに

実は、先月後半ニューヨークでの生活をいったん区切り、日本で1ヶ月ほど(前半仕事&後半夏休み)を過ごし、8月末より香港で新生活を開始しました。とはいえ、ニューヨークでの生活についても書きたい話題がまだまだたまっているので、引き続きニューヨーク情報、アメリカ情報も載せていきたいですが、同時に、アジアの国際都市香港での新生活についてもかいていきたいと思っています。また香港で住むことになった経緯等についても、いつかかけたらいいなと思っています。

本題ー観光立国になるために必要なことを久しぶりに日本を旅した日本生まれ日本育ちの日本人として考えてみたー

さて、今日は、二年ぶりの帰国中にみた日本で感じたこと、第3弾。テーマは「日本が観光立国になるために必要な3つのこと」。わたしの独断と偏見で書いていきたいと思います。

観光立国になるのが正しい方向かどうかは置いといて、日本はやっぱりむちゃくちゃ過ごしやすい場所だよなあと思うのです。そしてこの感覚は外国人にとっても同じはず。世界に負けない多くの魅力的なものを持っているのに、外国人の観光にはいまいち適していないよなあと痛感したのが今回の一時帰国。

おそらく色々な要素、改善点があるのだと思うのですが、私が切実にここは直した方がいいと思った点を3つあげたいと思います。

その1.日本語だけのメニューはなくすべし!!

円安とデフレの相互リンクでいまやショッピング天国の日本。あらゆる品が安くて質が良い。それも魅力なのですが。。。やっぱり日本の魅力はごはんだと思うのです。本当に!

少なくとも東京では、どこのレストランに入っても、味のはずれが少ない。店内もきれい。ぼられる心配も基本的にない。おなかを壊す可能性も少ない。そして安くておいしい!こんなレストランがそこらじゅうにあふれている都市ってほかにありますか?ひとりでもふらっとそこらへんのレストランに立ち寄って、500円以内で、バランスの整った定食一人前を食べられる都市ってほかにありますか?しかも大体トイレがきれい!

安くて美味しいレストランの宝庫、日本。でもいまいち、その魅力は外国人観光客には伝わり切っていないと思うのです。その大きな要因の一つが、メニューかと!

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日本に一時滞在中、いろんなレストランにいきましたが、大体、日本語メニューのみ。頼めば、英語メニューが出てくるのかもしれませんが、私がいったレストランで和英併記のメニューを出されたレストランはひとつもありませんでした。もったいない。本当に!

海外に行って、その土地の言語が読めず、さらには、英語のメニューもなければ、みなさんどうしますか?結局現地にいる知人にすべてをゆだねるか、ガイドブックに載っているおすすめ料理を食べるか。しかーし、日本の魅力はガイドブックに載っていないレストランでも、気軽に普通においしいということ、だと思うのです。全国のレストラン経営の皆様、どうか英語のメニューを用意してください。メニューさえあれば、結構観光客も気軽にお店ののれんをくぐれると思うのです。

この点、(まだそんなにレストランを開拓していませんが)香港では、ふらっと入る店で、英語、広東語の併記のメニューが多いです。だからといって香港人は全員が英語を話せるかというとそんなことはありません。香港=食と考えている外国人観光客も多いようですが、その理由には一つ、英語メニューがあるというのも一役買っているのではないでしょうか。

もう一つ贅沢をいうと、メニューを書く際は、料理の「名前」を訳すだけではなく、その食材を含む説明書きを書くと親切かと思います

なぜ説明書きが必要かというと。。。和食はNYでも香港でも人気。でも、意外と、日本人以外は、和食を知らない。あまり詳しくない人は、和食=寿司みたいになっています。そのため、メニューをみても、いったい何が出てくるのか、得体が知れない。結果、レストランに足が遠のいてしまう。。。だから説明書きが必須です。

さらに、食材の記載も重要です。世界は広く、なんでも食べられる人ばかりではありません。アレルギー、宗教、自分の考え、等々を理由に食べられない食材を持つ人は大勢います。「なんでも食べられる日本人」中心のメニュー作りはもう時代遅れだと思うのです。

日本のレストランのクオリティの高さをぜひ世界に知らしめたい。そのための第一歩がまずは英語のメニュー作り!とわたしは心底思いました。

その2.Google Map情報(英語)が不足!!

日本にいたときに思ったのは、Google Maps情報が少ないなということ。

言わずもがな、観光客の多くはスマートフォンを持っている時代。スマホを持ちながら、地図情報やお店情報を確認する時代です。観光ブック片手に歩いている人は、昔に比べてだいぶ減ったのではないのでしょうか。NYでも香港でも、スマホを片手に調べながら歩いている多くの観光客の様子を見かけます。

色んなアプリがあるのですが、Google Mapsは使いやすいツールの一つ。NYでは、ここにたいていのレストランやお店の情報が入っています。そして大体、評価もついていて、どれくらいのクオリティ、人気かわかります。自分の位置情報とあわせて確認できるので、大変便利でした。アメリカ国内を車で旅行をしたときもGoogle Mapsで泊まる宿を調べたり。Google Mapsの情報が不足していても、大体位置情報は入っているので、評価等別情報については、同時並行でネットで調べればよかったのです。

ところが、日本は、Google Mapsの情報が圧倒的に少ない。特に英語情報。わたしが、Google Mapsのヘビーユーザーのため、Google Mapsだけを名指し指定していますが、日本の地図と、自分の位置情報と、それから目的地の情報の3要素を揃っている英語の情報サイト、アプリがない。。。(それともわたしが知らないだけであるのでしょうか?)

多くの人が利用しているGoogle mapsに英語情報がもっとあったら、観光客にも便利だよなあと思ったそんな日本での夏。

その3.英語を話す勇気!!

日本人は英語を話しませんが、英語の教育レベルがむちゃくちゃ低いというわけではないとわたしは思うのです。教育制度は非常にしっかりしているから、多くの日本人は、中高六年間、どっぷり、英語をやらされていると思うのです。そんな国って実は意外と少ないのではないでしょうか。

リスニングとスピーキングはたしかに(わたしも含め)苦手な日本人は多いと思うのですが、観光客は、高度な英語を求めているわけではありません。英語圏のNYでだって、「あなたの英語なまりすぎててわかんない!(怒)」というような出稼ぎや移民の人たちがいっぱいいます。でも彼らは自信満々に英語を話しています。日本人は、そういった人たちよりも、しっかりした英語教育を平均的には受けているのではないでしょうか?では、何が足りないのか?。。。そう、勇気です。

聞き取れなかったら聞き返せばいいのです。身振り手振りでもなんでもいいんです。日本人なまりの英語で当然いいんです。だって、ここは日本。日本語を話せない人にも日本を楽しんでもらうために使う英語なのですから。

日本人は本当にシャイ。恥を恐れる文化から来るものなのでしょうか?日本人は英語を話せないという人も多いけど、そうではなく、英語をわかるけど、日本の町中で、使うのが恥ずかしいと思っている人が多いだけではないでしょうか?

NYでもそう思っていましたが、香港に来て、この点強く感じています。香港では街中で英語が話せない人も多い。話せても、強いアクセントで聞き取れないことも多々。でもとても自信満々に話している人が多い。日本人だってこれくらい話せるよなあとつくづく思うのです。

ただ、この点、希望の光も。

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二年ぶりの日本は変わったなあと思ったのが、多くの観光客に対応する必要があるのか、一時帰国中、英語を自分なりに話そうとしている人たちにも多く会いました。新大阪駅の新幹線ホームでも車庫に入る電車に乗ってはいけませんよというアナウンスを駅員さんが、自分の言葉で放送していましたし、デパートの店員さんも、慣れない英語を必死につなぎ合わせながら、観光客対応をしていました。英語に苦労した2年間を経た後にそんな光景をみたので、なんだか日本も変わってきたんだなとうれしくなったので印象に残った光景でした。

それでも、まだまだ「恥」が邪魔して、観光客に英語を話しかけられても逃げてしまう人も多い日本。足りないのは、勇気。それだけ。そう思うのです。

おわりに

以上3点が、一時帰国中に考えた、日本が観光立国となるために必要な3つのこと(独断と偏見)です。みなさんはどう思われますか。

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