◎子供の学校との付き合い方シリーズ2◎海外で働きながら学校とうまく付き合う三つのヒント

前回(「◎子供の学校との付き合い方シリーズ1◎こどもの学校にかかわることって必要?」)に引き続き、今回も、子どもの学校との付き合い方シリーズ第二弾。

学校に積極的にかかわるのが必要といっても、実際どうしたらいいの?日々を回すのでいっぱいいっぱいで、そんな時間の余裕も気持ちの余裕もない!!!!という声にお応えして(?)私なりに編み出してきた、うまく乗り切る三つのヒントをご紹介します。特に英語に悩み苦しむ海外在住の保護者の方には参考になるかも。

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ヒントその1.クラス全員の保護者に協力が求められる場面では、積極的に前に出る。

1stステージは、これ。一部のボランティアだけではなく、学校行事か何かでクラス全員の保護者が協力を求められるような場面が少なからず出てくるでしょう。これは、積極的に「取りに」行ってください全員に協力が求められるものであり、大なり小なり皆が参加するのであれば、大変そうなものを取りに行く。ヒントその2にもつながりますが、少ない回数しか貢献できないのであれば猶更、その限られたチャンスで、一番大変なものをとりにいき、一番目立つポジションを狙いにいってください。

また、ささやかなテクニックですが、クラス委員(Class Parent)をやっていらっしゃるような保護者の方が、クラスに協力を呼び掛けたり、保護者にメールを出した時は、いの一番に返事をしましょう!

とりまとめの保護者の方が、一番困るのは、何かをメール等で投げかけても「うんともすんとも」反応が返ってこないこと、だとか(Class Parentをやっているママ友は大体口をそろえてそう言います)。メールを受けた保護者の方も、学校関係に不慣れであったりすることから周囲の様子を伺って「誰かが返事をしているのを見てから返事をしよう」と躊躇してしまうもの。その口火を切るのがポイントです。私はメールのレスが早い方ではない(というか普段はかなり遅い)のですが、それでも可能な限りその辺は気を付けて、Class Parentの方からメールがきたら、全員返信で早く返すように心がけています。そしてそのメールでは、かならずとりまとめの保護者の方への感謝の気持ちも言及します。

些細なことかもしれませんが、意外とこういった小さな協力の積み重ねが大事だったりするのです。

ヒントその2.少ない回数でもインパクトを狙う

さて、全員協力が求められるようなもので、積極的に前に出られるようになったら第二ステージです。

第二ステージは、全員参加のボランティアでなくても、手を挙げて参加する。ただし、ポイントは、その際に、インパクトを狙うこと!フルタイムで外勤をしていると、やはり早々簡単に学校行事には参加できない。数は限定的でも、ちょっと変わったことをやると、先生にも、生徒にも、そして保護者の方にも印象に残ります。

私は毎回これに頭をひねっていました。

NYにいたとき、私が学校に参加できるのは、出勤前の時間のみ。その時間を使って、朝の本読み担当をやったり、教室の飾りつけをやったりしました。いずれも学校での拘束時間は短いのですが、いかんせん、インパクトを狙わなければならないので、準備は深夜や早朝にコツコツと。実際にやったいくつかのボランティアは以下のとおり。

実際にやったボランティア例1)音楽を使って本読み。

NYの娘の学校では、Parent Readerという保護者が毎朝こどもに絵本を読む、という企画がありました。これに私は何度かトライ。。。しかし、娘にすら直され、そして直しきれずに呆れられる、私の英語。。。(アメリカを離れて半年以上たった最近なんてさらに劣化中)。そんな巨大な英語コンプレックスを抱えている私が、どうやってParent Readerを乗り切るか。そしてインパクトを残すか。。。と考えた結果、やった工夫が。。。

Pete the Catという、オーディオ(歌つき)がある人気の絵本を持ち込んで、一緒に歌って踊りながら絵本を読むという戦略です。ネット上にオーディオがあるので、それを流しながら、子どもたちと一緒に歌うのです。英語が通じないという恐怖から解放されるし、一方で子供たちは、大盛り上がり。先生にも”Best ever parents reading”といってもらえました。

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この絵本は、娘も大好きで、アメリカでは人気の絵本。お話もアメリカらしく?前向きなお話なので、おすすめです。オーディオはこのリンク先(Pete the Cat Songs and Videos)にあるのでぜひご活用下さい!

実際にやったボランティア例2)紙芝居を作る。

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さて、オーディオを使うという、ちょっとこずるい手を使ってしまった私。Parent Readerというボランティアは、朝の出勤前にできるので恰好のターゲットなのですが、英語が苦手なわたしにはハードルは高いのです。そして次に考えた手段は、紙芝居

紙芝居というものをアメリカであまり見たことがなかったので、やってみると面白いかも!ということで、かぐや姫の紙芝居を手作りしてこれをParent Reader(本読みボランティア)で披露しました。

ただ、思いつくのは簡単でも、いざ紙芝居作りをはじめると大変で、明日の朝本番という段階でまだ色塗りすら全然できておらず、友人に仕事帰りに手伝ってもらうという、はた迷惑な企画になってしまったのでした。しかも!しかも!!!友人に作業させたまま私は娘の寝かしつけで、寝落ちしてしまうという迷惑この上ないものに。。。(冒頭の漫画ご参照。。。)ああ、その節は本当に迷惑をかけました、友よ。。。

友人に迷惑をかけまくったこの企画でしたが、友人のサポートもあり結果的に、子供たちにも先生にも、これまた大ヒット、となったのでした。特に、先生は、日本の文化をこどもに教えてあげるということ、紙芝居という慣れないものをこどもにみせてあげられるということ、そして日本の昔話を題材にしたこと、ついて、とても良かった、と感動してくれました。

実際にやったボランティア例3)教室の飾りつけの折り紙を折る。

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本読みボランティア以外にも、何度か頑張ったボランティアが、これ。NYの娘の学校では、毎月教室の外の掲示板やドアに飾りつけをして、クラス毎に競い合っていました(そのために親が駆り出されるのはどうなんだ、、、という感じですが)。毎回Class Parentのお母さんがアイデアを出しては、季節に応じた飾りつけをするのですが、私はここで、日本の伝統文化折り紙を大活用

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飾りつけをした掲示板

深夜一人で眠気と闘いながら黙々と折り紙を折り続け、翌朝学校に持っていき、これを掲示板に貼って飾りつけを行いました。

海外でママ友を作るための5つのヒント(英語のできない人向け)でも記載したとおり、アメリカでは、謎なFar Eastの国Japan文化は、何かと、多くの保護者や先生に大きなインパクトを残します。日本の小学生であれば誰でも折れる鶴を折った瞬間、なんていう素晴らしい技術だ!と感動される世界です。100円ショップで大量に買い込んだ折り紙で、深夜にひたすら折り紙をし続けたことが、何度あっただろうか。。。

空いている時間にできて、仕事に支障をきたさないのに、インパクトを残せるので、折り紙というのは、わたしにとっては、最強の武器でした。

ヒントその3.自分で提案する

さて、学校側から「やってください」とお願いされるボランティアでインパクトを残して自信をつけたら、最終ステージは、これ。自分で提案してプロジェクトを学校でする、です。

日本の学校ではもしかしたら違うのかもしれませんが、NYや香港(インターナショナルスクール)では、わたし、こんなこと、子供たちの教室でやりますよ、と持ち込み企画をすると、結構先生方は喜んでくださってどんどんやってください!といってくださいます。

学校側から提示される日時や企画では、都合がつかなくても、自分で持ち込む企画だと、仕事との調整もつきやすい。しかも、他の人はそんなことあんまりしないので、印象にも残るのです。

どんなことでもいいのです。私は、これまで、折り紙教室をやったり、お料理教室をやったりしました。NYを去るときは、娘のお別れ会も勝手に企画。笑。いずれも、日本人にとっては超簡単だけど、日本人ではない人にとっては物珍しい日本文化のフル活用です。折り紙教室では、正方形にきった包装紙をたくさん用意して、みんなで兜を作ったり、お料理教室では海苔巻きをつくったり、お別れ会ではしそふりかけのおにぎりを配ったり。やりたい放題ですが、これまた、子供たちにも、親にも、先生たちにも、強い印象を残すことに成功した&みんなに喜んでもらえた、と思っています。

最後に

私がボランティアで色んな企画をするたびに、娘はとても得意気でした。

特にNYの学校では、唯一の純粋アジア人で当初は英語も第一言語ではないこともあり、自信がなさそうだった娘。元来面倒くさがりで、人と違ったことをやるのがあまり好きではない私がボランティアで色々頑張ってこれた背景には、こういった企画を親である私が学校ですることによって、彼女がマイノリティながらにして自信をつけていくために少しでも役に立てば、という親としての必死な思いがありました。

親バカかもしれませんが、そして過剰な干渉だったのかもしれませんが、こういった企画をやったことで、娘が学校の中で少し「目立つ」存在になれ、自信をつけることに繋がったのではないかな、と今でも思っています。

さて、海外に住んでいる人も、日本に住んでいる人も、フルタイム勤務でも、そうでなくても、せっかくこどもがいく学校ですので、色んな方法でかかわってみませんか?既存のやり方にとらわれないこと、これが楽しみながら無理のない範囲で学校にかかわるコツかもしれません。

4 Comments on “◎子供の学校との付き合い方シリーズ2◎海外で働きながら学校とうまく付き合う三つのヒント

  1. はじめまして。
    私は2歳の娘がいる海外在住者です。
    夫に付き添って日本から離れたインターナショナルな国で暮らしています。
    実は、現地や外国人のお友達ができなくて、、頑張っているつもりでも、積極性がまだまだ足りないのかなぁ、、とblogを見て思いました。
    家におしかけたりしてるんですけどねぇ。。
    ナーサリーなどにはまだ入れておらず、また、大ざっぱで堅苦しいのが嫌いな性格、自由や開放感が好き、などから海外のお友達を是非にとも作りたいと思っています。
    正直、想像していた海外生活よりも外国人と距離感を感じてしまう時や戸惑うこともあり、外に出て人と会うのが嫌になった時もありました。
    それに、アジア系の人がしゃべるのは聞こえやすいのに、ヨーロッパ系の人がしゃべるのは、全く聞き取れません。何に関してしゃべったのかも?な時もあって泣きそうになります。
    そうはいっても、もう経験して、なんとか進んで行くしかなさそうですね。
    このblogを見て、今まで強がっていたけどその下の自分の正直な気持ちを知り泣いてしまいましたが、前向きな気持ちにもなれました。
    ありがとうございます。

    ちなみに、現在の国に来る前は、私もHong Kongにいました。

  2. marineさん

    コメントありがとうございます。marineさんのメッセージを拝見して、わたしも泣きそうになりました。marineさんの気持ちがひしひしと伝わってきて、新しい国に行くたびに苦労する友達作りやつらい気持ちを思い出しました。いや、正確にいえば、いまでもわたしは、日本でやれるようにはできていなくて、そのたびに悔しいやら悲しいやら。特に香港に来てからは日本のコミュニティにいることが多く、英語を使うことも減って、ひさしぶりに日本人以外の人の輪にいくと、あああああ今日もちゃんと喋れなかったなあと落ち込んだり。

    だから、なんかブログではかっこよく書きましたが、わたしも同じように強がりながら毎日なんとなくがんばっているところです。

    だけど、みんなそうなんじゃないでしょうか?英語が得意な人だって同じような思いを抱えていたりするんじゃないでしょうか。でもだからこそ、苦労の分だけ、仲良くなった時はお互い本当に分かり合えますし、素敵な関係を構築できるんだろうなあとも思うんです♪

  3. Timonさん

    お返事ありがとうございます。
    正直な私の気持ちに、対応してくださって感謝感激です。

    前に進みたい、けど、もどかしさもあって。子供がいると特にですね。
    timonさんの赤裸々(?)な経験を読ませていただいて、本当に励まされありがたく感じております。

    私も、今の悩みなど吹き飛ぶような素敵な出会いを果たせるよう、日々前向きになろうと思います。

  4. Pingback: 物申すのが保護者の役目?NY&香港パパママたちの驚くべき行動力&発言力 – 海外でもワーママ生活

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