こどもを産むベストタイミングっていつだろう~入社3年目の自分vs 入社9年目の自分を比較してみる~

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6年ぶりに子供を授かり、改めて考えています、本当にこどもを産むベストタイミングってないんでしょうか。

第一子を授かったとき、わたしは25歳の母、新卒で入社して3年目でした。そのときに、パートナーから、「キャリアを追及する限り出産のベストタイミングなんてない」という言葉を投げかけられたことは、私がこどもを産んだワケ(「キャリアを追及する限り出産のベストタイミングなんてない」)で書いたとおりです。だからこそ、時を選ばずに、流れに身を任せよ、こどもを産むベストなタイミングなんてないけど、こどもを産んだからってできなくなることもない、と。

当時のわたしにとっては、目から鱗だったセリフであり、母になって6年、この言葉はとても大事な言葉として、自分の中で生き続けていますし、こういう後押しがあったからこそ、今かけがえのない宝物と一緒に暮らすことができているとも思っています。

とはいえ、本当にベストタイミングってないのかな?

第一子を産んで6年がたち、今ふたたび、新生児を持つ母になってみた今、あまりにも6年前の自分と心持が違うため、改めてこどもを産むベストタイミングについて思いをはせるにいたったわけです。というわけで今日は、過去の自分と今の自分を比較しながら、あえてもう一度、子どもを産むタイミングについて検証してみたいと思います。

□子育てで比較□□

子育てで比較をすると、今の私の方が6年前の私より、子育てを「楽しめている」気がします。

□子育てを楽しめる32歳

第二子は育てやすい、とは、よく言いますが、うちの第二子くんも非常に育てやすいです。とにもかくにも、泣かない。というか、泣き声をきいても、そこまで気にならない。泣くのは、①かなりつまらないとき②おなかがすいたとき③眠い時④おむつが気持ち悪い時、のみ。

(いや、本当のところは、ふにゃふにゃ言っていることもあるのですが、それくらいで抱き上げていたら、自分の時間や上の子の時間を取れないので、抱き上げないというのが事実。)

第二子だから、というのが多分に影響を及ぼしているのだとは思いますが、32歳のわたし、多少泣いてても、ま、いっか~と結構余裕。泣き声もかわいいもんで、はいはい、どうしたの~と笑顔で接する余裕あり。

授乳をしている間も、赤ちゃんがかわいくて仕方ない。自然と愛があふれて、おっぱいが張り、母乳もあふれる。

うんちが漏れても、あらら、いっぱいうんちしてえらいね~とほめてしまうほど。

□完璧主義の26歳

かたや26歳、入社3年目のわたし。振り返ってみれば、ちょっとした泣き声に過敏反応。すぐに抱き上げ、ひたすら抱っこし、泣き止まないわが子にイライラ。時に涙していました。日がな一日、何をするでもなく、こどもの相手だけで時間が過ぎていくことに憂鬱になるほど。

そう、振り返れば、いつも肩に力が入っていました。

こどもの湿疹がひどくなると泣いたり、ステロイドはよくないと聞くと複数の小児科を回って必死によりよいお薬を求めてまわったり。(ちょうど今第二子の赤ん坊は、顔中湿疹だらけですが、32歳のわたしは、「ま、きっとよくなるでしょう」と構えて、娘の塗り薬をちゃちゃちゃっと塗るくらい。)

第一子ゆえの必死さというよりも、若さゆえの余裕のなさでいっぱいでした。

そもそも、大学の友人で、子供を持っている友人が一人もいませんでした。わたしの知る限り、同学年で母となったのは、わたしが最初でした。新卒の慣れない時期を抜けて、みんなが、プライベートに仕事にどんどん充実させていこうとしている最中、ひとり飲み会も残業も旅行も断る寂しさで、なおさら育児を「楽しむ」という心のゆとりがどこか欠けていた気がします。

□仕事で比較□□

□26歳母、自信がない分仕事も焦る

さらに、仕事。妊娠中から、切迫流産&切迫早産で休みをとりまくっていた私は、とにもかくにも焦っていました。

妊娠したのは入社二年目。産休にはいったのは入社三年目。同期に子持ち女子はなし。自分のブランクが過剰に気になり、とにかく早く復職したかった。

復職したらしたで、とにかく同年代から見劣りしないように必死でした。出張もいき、残業できない分家に持ち帰って早朝仕事をする日々。仕事についてなんの自信も実力もないから、空回りしながら、がむしゃらに走っていたような気がします。

そして結果的に、いつもいつも疲れていて(実際体の不調が色々なところで出ました)、本当に子育てを楽しめていたかというと、楽しんでいたというよりは「必死」でした。保育園の行事にも、私は仕事を優先して、夫の方が参加率がよいほど。今考えると、調整できない予定じゃないのに、こどもの行事よりも仕事を優先するなんてなんてもったいないことをしていたのだろうとおもいます。

同年代に子育てをしている人がいないから、目立ってしまうような気がして、なおさら焦っていました。

□32歳母、仕事にあまり焦りなし

かたや、32歳になった私。

いまだ育休中ではありますが、妊娠中のときから、「多少のブランクが仕事に及ぼすものなんてたかが知れているだろう」という気さえしてくるほど、6年前とは比べ物にならないくらい気持ちが落ち着いています。仕事に対する自信というものは相変わらず別にないのですが、ここ数年、勤務期間と人事評価というものが全くリンクしない社会を見てきたせいか、長く勤務すればいいというものではなく、復職したときにきちんと結果を残せば、周囲から評価で劣るということはないだろう、だから復帰時にがんばればそれでよし、というように思えるようになりました

年齢のせいなのか、住んでいた地域のせいなのかわかりませんが、ここ数年で出会ってきたひとたちには、男女問わず、日本でいうところの「ブランク」があった人はいっぱいいます。男性でも、三年くらい会社勤めをやめて別のことしていたとか、ちょっと専業主夫していたとか、別の国で全然違う仕事を数年間やっていた、とか、ちょっと自分の会社立ち上げてみて、うまくいかなかったから、また会社勤め始めた、とか。大卒後ノンストップでしかも同様の職種について働き続けるのが日本の男性の大方だと思いますが、そうではない人に多く出会いました。だからでしょうか、、ほんの数か月や一年くらいのブランクがなんのそのって思えるようになったんです。

結果的に、焦らないので、今の子育ての時間をとても愛しく感じられるようになりましたし、産休&育休を単なる「ブランク」ととらえるのではなく、全く別のことにチャレンジするいいチャンスだとも思えるようになりました。

同時に、周囲に子持ちのワーママも増えてくるのも、焦らない大きな原因になりました。同じようにワーママをやっている同年代の友人や同僚が増えてきたことが、ひとつの安心感、気持ちの安定につながっていった気がしています。

□それでも26歳母にもメリットはある□□

というわけで、入社3年目のときと比較すると、入社9年目の私、精神的にも、経験値的にも成長し、余裕をもってワーママをできそうだ、というのが今のところの感想です(仕事上でのデメリットは、仕事を再開してから感じられるのかもしれませんが)。

そしてもう少しあとに、たとえば、30代後半や40代前半でこどもを授かると、きっと、もっと出産や育児、ワーママ生活を通じて得られるものは多いのではないかと思っています。

んじゃ、若手の段階でワーママやってもメリットが全くないかというと、そんなことはありません。今と比較するとやはり三つのメリットはあるように思います。

その①友達の幅が広がる

一番大きかったのは、これです。こどもを早いタイミングで授かったので、娘を通じて仲良くなるママ友は、自分より年上の方が多かった。みな自分よりも経験が豊富で、悩んだときも、少し違った視点でアドバイスをくれる、素敵な先輩であり、そして共に子育てを頑張る友達であり。

早めに子供を授かっていたからこそ、そういった少し上の世代の素敵なママ友達に巡り合えたのだと思います。

世の中では、ママ友づきあい面倒くさい、とか、ママ友バトル、とかドラマ化してしまうもののようですが、わたしにとって、ママ友達は、子供を持つことで得たかけがえのない財産ですし、日本でもアメリカでも香港でも、ママ友達がいたからこそ充実した生活を送れていること、間違いないです。ママ友達の世代の幅が広いことは、そのままわたしの生活の豊かさ、人間的な成長、にも直結していったと思います。

その②大きなライフイベントが早めにきたことで、将来の選択肢が広がる気がする

早々に出産という大きなライフイベントをひとつ終わらせたことで、なんとなく、将来のキャリアの選択肢が広がった気がします。

30歳前後というのは、それまで敷かれていたレールの上を走っていただけなのが、ふと立ち止まり、これからどういう方向に進んでいくべきか悩み、模索しながら、新たな一歩を踏み出していくタイミングである気がしています。すくなくとも今の私にとってはそうですし、周囲の同年代の友人をみても同じように悩み模索しているのを感じています。

そういった岐路に立つとき、特に女性は、キャリア以外のライフイベントについても考えてしまうのではないかと思うのです。もっと単刀直入にいえば、結婚や子供を産むということを考えて、キャリアの選択肢を狭めざるを得ない女性は多いのではないでしょうか。

その点、早めにワーママを開始したことで、出産や子育てに対する心理的なハードルは低くなりました。キャリアと子育てが両立することもなんとなーく見えてきたし、まあどうにでもなるんじゃないか、とわりと楽観的に、その場その場で自分が最善と思うキャリア構築の道を歩めてきている気がします。

その③実はあまり目立たない

これは色んなところで書いてきたことなんですが、若いうちの出産、産休、育休は横並び競争の中で意外と目立たないのです。考えてみてください。入社3年目の社員が1年休むインパクトと、入社10年目の社員が1年休むインパクトを。同じ部署でも、入社3年目の社員の名前なんて、覚えていない人だっているかもしれませんが、入社10年目の社員だと間違いなく覚えられています。しかも入社10年目前後は、これからマネージャーとしての役割が多いに期待されるような年次です。

多少休みをとってても、目立たない=横並び競争からあまり遅れをとらない、ということになるのではないかと思うのです。

結論

さてさてさて、結局、いつ産んでも、良い面も悪い面もあるんだな、というありきたりな答えが、今回の結論です。だから、やっぱり、いつ産むべきなんだろう、とかあんまり悩みすぎないことが大事なんだろうな~と。

こどもを授かるというのは、計画だてられる話でもなく、授かること自体が奇跡です。そして、物理的なことをいえば、年齢があがるほど、妊娠しずらくなるのは事実。プランなんてあってないようなものですし、子作りのタイミングについては、あれこれ悩まずに、授かったタイミングで、その奇跡に感謝し、前に進んでいけばいいのではないかなと思っています。

行き当たりばったりでもなんとかなってきている例がここにあります。

こどもを産むベストタイミングなんてないけど、こども産んだからってできなくなることもない。子供を産むタイミングが得られる経験はそれぞれ違うけど、どれも違ってどれも素晴らしいことであることは間違いない。

もし、今こどもを授かったことで、自分のキャリアどうなるのーと焦っている方がいれば、なんにも心配いらないよ、と伝えたいと思います。もし、今、こどもを産むタイミングに悩んでいる方がいるのであれば、考えすぎないで、仕事はどうにでもなるよ、と伝えたいなと思います。私のつたない経験で、少しでも背中を後押しされる方がいればいいな、と思い、今回はこのテーマを選びました。

 

5 Comments on “こどもを産むベストタイミングっていつだろう~入社3年目の自分vs 入社9年目の自分を比較してみる~

  1. こんにちは。初めてコメントさせていただきます。夫の香港駐在に帯同して、1歳の息子と夫と香港で暮らしています、meguと申します。
    実は私も現在育休中でして、来月には復職準備のため日本に戻り、4月から日本の職場に戻ります。夫と別居婚になってしまうこと、第二子のこと、家族一緒に暮らしたいのでできれば香港に滞在し続けたいことなど、悩んでいましたが、timonさんのブログに沢山ヒントをもらい、励まされました。ありがとうございます。これからも陰ながら応援しています!

  2. Meguさん、コメントありがとうございます!いま香港にいらっしゃるんですね。旦那様のキャリアと、自分のキャリアと、家族と、、、考えると本当に悩ましいですよね。我が家も、いつも悩みながら、模索し続けています。。。わたしのブログが少しでもmeguさんファミリーのお役に立てれば嬉しいです。旦那様と離れての仕事復帰は大変だと思いますが、きっとなんとかなります(^o^)/わたしは、ベビーシッターとか掃除の外注とか、まわりには手抜きだと言われるくらいハチャメチャやってましたが、そんなかんじでもなんとかなりました笑
    一人で頑張りすぎずにがんばってくださいね!応援してます(^o^)/

  3. こんにちは。私は27歳と31歳で出産し、今は37歳です。20代後半と30代前半で出産ということで、timonさんと似た感じかと思います。

    ブログ内容はまったくもって同感、なことばかりなのですが、会社勤めの人は「自社の人事制度についてしっかり調べておく」ことも大事だと思っています。
    育休などの制度という意味ではなく、出産によって人事評価がどうなるのか、という点です。

    私の勤める会社では、「休職中の評価は±0」ですが(←これは当然)、問題なのは、昇進の条件として「3年以上連続したプラス評価」が求められることです。つまり、休職を挟むと「連続」の条件が満たされなくなるので、復職後に新たに3年間のプラス評価を得ないと上には進めません。
    私の周りでは、軒並みこの条件に引っかかって、女性の方が昇進できていない状況になっています。私はというと、入社後3年以上たって昇進したタイミングで第1子妊娠→育休から早めに復帰→3年勤めて昇進が確実になってから第2子を妊娠、と計画的に進めたので、今のところ同期男性と同じポジションにいます。

    「出産後に仕事の量/質が下がるために評価も下がる」というならまだしも、子供の年齢差が3歳以下だとどんなに優秀でも必ず昇進が遅れるこのシステム、絶対おかしいとは思うのですが、こんなこともあるよということで・・・。

  4. zhizi21さん、熱いコメントありがとうございます!

    たしかに、自社の人事制度を調べて、うまく動いていくというのもとても大事ですよね、特に、自分のモチベーションを保つためにも!!!

    昇進の条件に、3年以上の連続したプラス評価が求められるというのは初めてききました。そういう会社は多いのでしょうか?(長期雇用を前提とした制度だと思うので、日本の会社ではそのような制度をとっている会社は多いのかもしれませんね。。。)多くの会社が、もしかしたら、「ブランク」が不要な典型的な従来の男性職員のみを前提とした人事制度を維持したままなのかも、あるいは、変えつつある過渡期なのかもしれないですね。

    そう考えると、自社の人事制度だけではなく、他社の制度も機会を見つけて色々知っていって、自社のルールを客観的に捉えるのも、ひとつ大事なのかもしれないなあ、とzhizi21さんのコメントを拝見して強く感じました。私ももっと勉強します!

  5. はじめまして。25歳で女の子、27歳で男の子を出産、現在育休中の銀行員です。
    普段ブログを拝読することはあまりないのですが、この記事にとてもとてもとても勇気づけられ、思わずコメントさせていただきました…!

    私のことで恐縮ですが…
    産前は私は主人が10歳年上なので、子どもを授かることに抵抗はなく、むしろさっさと生めばいつ子どもを生めばいいのか問題から解放される程度にしか思ってませんでした。第2子は上の子の休職明け翌週に妊娠発覚、すなわちワーママを経験する前に授かりました。

    1度目の復職期間は半年。その間の私の生活は悲惨という言葉以外に見つかりません。
    理想とするワーママ像と現実の自分のギャップに疲弊し、思うように仕事ができない自分に苛立ち、子供がいるせいでと一瞬でも思ってしまったことに自己嫌悪し、散々でした。余裕がなさすぎて、妻として、母として、部下として、先輩として、最悪だったと思います。

    2度目の育休中のいま、復職したら自分はどう仕事に向き合えばいいんだとモヤモヤしていたところ、こちらの記事に出会いました。泣きました。特にtimonさんが第1子を育てられていた時のご様子が自分のことすぎて泣きました。湿疹の件も、復職後の件も。

    そして勇気づけられました。本当に。

    周りのワーママは、一定のキャリアを積んだ上で休職される方ばかりだから、復職後も仕事の勘が働き、それまでの自分の能力をさらに効率よくブラッシュアップ!キラキラ!してるように見える方が多い中、自分はぺーぺー、仕事ができない、何も成し遂げていない、そのくせ気は強い笑。使えない使いにくい一緒に働きたくない人ナンバーワンは私。同期は着実に能力をあげてるのに。海外にも赴任しはじめてるのに。復職したらお荷物社員?責任ある仕事任せてもらえなくなる?あぁ、きっとまた、わたしが定時に帰ったあとに案件が動いて、翌日出社したら私の昨日の作業は亡きものになってるのかな。あぁ、きっとまた、子供が突発的に病気して、前倒し前倒しでやってた仕事がストップして、会社の人が私の出社が待てないとかいって担当付け替えられてるのかな。働くことは好き。でも何のために働くのかな。戦力になれないのに。
    …というのが足元の私の心のモヤモヤを言葉にしたものになります。

    が!!!

    まずTimonさんのキャリアに衝撃でした。
    え?!海外留学されてた?!総合商社お勤めとはいえすごい!!すごすぎる!!その勇気、パワー、素敵すぎる!!え?!海外赴任まで?!なんたる!!そんなことできるんだ!!!

    次に、早めに出産したメリットをかき出されてるのを見て目から鱗でした。自分では気づかなかったアドバンテージが多少はあったのね…。

    最後に、希望を持てました。
    何事も先駆者の方は自分がロールモデルになるんだばりの勢いでらっしゃるんだと思いますが、私のような弱い人間は、近くにそういう方がいないとしょげてしまいます。けれども私は、timonさんのことをもちろん存じ上げませんが、職場も業界も違えど、若手時代に小さい子どもを抱えてがむしゃらに働かれた女性が、いまイキイキと働いてらっしゃる。もちろんそこには、想像もできないような苦労があったことと思いますが、でもいま、何かをつかんでらっしゃる。うらやましい。自分にもできるかな。

    足を前に出す勇気が持てました。

    ごめんなさい、とりとめもなく、オチもなく、感動を伝えたくてコメントを書いてしまいました。timonさんもおいそがしいのに、ごめんなさい。無視していただいて構いません。

    timonさんは、timeさんの会社で、確実に光になってらっしゃると確信しています。
    これからも色々あるかと思いますが、頑張ってください!!
    ブログを書いてくださり、ありがとうございました。

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