海外生活セットアップ 私のストレス軽減法 -新天地での食料品、日用品の買物場所探し-

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二度ほど子連れでの海外生活セットアップを経験して思ったのは、海外生活をはじめるにあたり、最大のストレス原因の一つが、「適切な」買い物場所を見つけられない!ということ。そんな人、結構多いのではないでしょうか?
 
特に家族のいる方は、自身の駐在等で家族と一緒に移動した場合、生活セットアップにかけられる時間は長くてほんの数日。ひとりならベッドさえあれば、しばらくは外食で全てを済ますことができても、子連れであれば、一刻も早く家でご飯を食べられる環境を整えたいと思う方が多いと思うのです(特に女性)。
 
また、家族を置いて、先に駐在に出て、生活セットアップをしても、あとからきた家族に、良い買い物場所がないっ!と文句を言われてしまう人(例: my パートナー)もいるのでは。
 
 

少なくとも、わたしは、1日でも早く「普通の生活」をしたいタイプ。「普通の生活」というのは、わたしにとって、「家族で家で食事ができる生活」。そのためにも、1日でも早く、日用品、食糧の買い出しという日々の雑務をルーティーン化して最小限にとどめたい。それができるまでは、ストレスが溜まりまくって、常にイライラしている状況になってしまうのです。

しかし、海外生活では、なかなか、よい買い物場所というものが見当たらないのです。
 
なぜなら・・・
  • 日本と商品が違う。
  • 気にしなければいけないポイントが地域によって違う。
  • そして、値段が違う。
 
安くて、新鮮で、自分や家族の好むような料理に使えるような、食料品をどこで買えばいいのか、重くてかさばる日用品を安く効率的に買えるところはどこなのか、、、男性視線ではどうでもいいじゃん、ゆっくり探していこうぜ、という方が多いかもしれませんが、女性にとってはそんなことないことが多いと私は思うのです。
 
ただでさえ、新しい土地、しかも外国で、子供もいるとなると、「こどもを早く土地に慣れさせなければ」「こどもだけは絶対守らなければ」という緊張感だけで、日々疲弊しまくりの中、「食生活すらまともに送れない!!きーーーー」となってしまう(少なくとも私はなってしまう)のを、できるだけ早期に解決するためにできることは何でしょうか。
 
子供をかかえてのニューヨーク及び香港でのセットアップの中で得た私の経験を基に、いち早く、「良い買い物場所」を見つけるための5つのポイントを考えてみました。
 

その1.ひたすら口コミを集める

やっぱり、海外暮らしは、口コミにまさる情報源はないといえるかもしれません。ニューヨークのような大都市に関しては英語の情報があふれていますが、そもそも、どういったサイトにいったり、アプリを使えば、そういった情報を得られるか、といったことも、結局人に聞いて初めて知る、ということも多。

同じ大都市でも、香港は、ニューヨークほど、ネット情報が豊富ではないし、まして、広東語を一切話せない&読めない身としてはネットで、ローカルの人が発信する情報を得るのは、結構難しい。「いちおう」英語圏の大都市とされている香港ですらそうなので、ほかの都市はいわんや、なのではないでしょうか。。。

やはり最初は、①知り合った在住日本人の友達、同僚の駐在員からの口コミ、②自身の、パートナーの職場の現地の人からの口コミ、③住んでいたことのある人からの口コミ、が頼みの綱です。とにかく、自分よりもその都市、地域に詳しい人を見つけて話す機会があれば、どこで買い物をしているか、聞く。そして忘れてしまうのでメモをする。これを繰り返すのが必須です。

会ったばかりの人でも、会ったことのない人でも、とにかくその場できいて、携帯電話にメモを残しておく。

特に、現地で知り合う、日本人を含む「外国人」は、自分自身も海外暮らしset upの苦労をしているので、嫌な顔ひとつせずに色々な情報をくださり、本当に助けてくれます。私自身今も多くの人に助けられている日々です!

その2.意外と使える観光ガイドブック

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意外と使えるのが、観光ガイドブック。観光ガイドブックには、現地のお店情報がいっぱい。特に、「現地の人御用達」みたいな紹介がある買い物スポットは、住むにあたって普通に使えるところなので、要チェック。

例えば、ニューヨークで、我が家の日用品買い出しスポットだった、Whole Foods Marketも、Trader Joe’sも、Fairwayもぜーんぶ観光ガイドブックに載っています。ガイドブックは、あまりにも高いところは載せないし、生活をする上でも重要なガイドブックになっています。

香港でも、ガイドブックを片手に日用品、食料品の買い出しに出かける私。はじめての土地だと、外観から推測すると、ちょっと躊躇してしまうようなマーケットや、スーパーでも、ガイドブックに書いてあるからと思って思いきれることも。観光ガイドブックは、生活ガイドブックでもあるのです。

その3.人が集まるところはいいところ

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とにかく現地の人がわらわら集っているところは、いいところに違いない、と信じて足を踏み入れてみるのも一つの方法です。

NYで、明らかに雰囲気が悪く客層もあまりよくなさそうなスーパーが近所にありました。が、意外と、客入りはいい。そこで、勇気を振り絞って足を踏み入れてみたところ、パスタなどの加工食品、つまり、どこのスーパーでも売ってそうな商品は、近所のほかの「雰囲気が良い」スーパーよりも安いことが判明。

そんな経験から、とにかく、人があつまるところには、街頭の光にふらふらと近づく蛾のように、ふらふらと近づき入っていくという習性がついた私。

香港でも同じことを実践中。たとえば。。。

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香港では、「街市」と言われる食料品市場が各エリアごとにあります(上の写真は、Sai Ying Pun(西營盤)の街市)。ビルに肉・魚・野菜・その他日用品の小さなお店が密集している空間です。かつては、路上に並ぶ市場を、政府の管理下のもと、ビルに集結させたものだそうです。夏ですと(※注:私はまだ香港の夏しか知りません)一歩足を踏み入れると、むわっとした熱気が、肉魚の匂いと一緒に押し寄せてきて、一瞬「うっ」と気持ち悪くなることも。

一見、冷房の効いたきれいなスーパーと違って、立ち寄るのがはばかられるところなのですが、地元のおばちゃんが大量に吸い寄せられているのをみて、私も勇気を振り絞って踏み入れてみました。すると、外国人が多く利用する高級スーパーではみたことがないくらい、まだ生きているくらいの新鮮な魚貝が沢山!しかも安い。

やっぱり、地元の人が沢山集まっているところは、良い品多し。これは鉄則と再実感。

その4.可能な限りネット販売に委ねる&デリバリーを利用

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人に聞くときや、調べるときに、ネット通販&デリバリーサービスを確認するべし。ワーママ&ワーパパも、専業主婦&主夫も、特に小さいこどもがいる場合は、日用品を買い物をする時間は、大半疲労の原因。ネット販売に委ねられるものは、全部ネット販売に委ねちゃうべし、というのが私の持論です。

特にNYでは、ネットの方がマーケットが大きいことがあり(or NYのお店のレントが高いせいか?!)、お店で買うよりも安いことも多。仮に少し割高でも、追加のコストを消耗する時間とパワーと比較考量してみてください。重たくかさばるものだけに限定すれなどすれば、十分それに値すると思えるはず。

滞在1ヶ月半の独断で言い切ると、香港では、NYや東京ほど、ネット販売が進んではいない印象です。でも、大きなスーパーであれば、一定額以上の購入で、当日もしくは翌日の無料デリバリーを実施してくれます。

ネット販売やデリバリーの情報は積極的に収集するようにしましょう!

その5.とにかく全て「ものは試し」

そして、実は一番のポイントは、見聞きしてよさそうなものは、とにかく全部試してみるということです。それも生活セットアップの早い段階で。

色々な情報を教えてもらったりしても、「なんとなく」「はじめてだから」という理由で躊躇してしまうことってたいていの人がハマってしまう状態だと思うのです。私は、よくこの状態に陥っていました。しかし、そんな根拠のない不安で、お得なものを利用しないのは、時間の無駄でしかないことに後から気づきます。

情報を入手したら、1-2週間以内に実践する、これを繰り返すことで、いち早く土地に根付いた、そして、無駄なコストと時間を抑えた生活を成り立たせることができると思うのです。少なくとも私は、今、そう信じて実践中です。

恐怖!?NYCお誕生日会事情 -その2おすすめ誕生日会プレイス in ニューヨーク-

恐怖!?NYCお誕生日会事情」でニューヨークのお誕生日会事情を説明してからだいぶたってしまいましたが、今日は、どんなところでお誕生日会を開けるか、具体的に、ご紹介したいと思います。主に、実際に我が家が開催した場所や、娘が招待していただいた場所を列挙しています。

主にNY在住の方に向けた内容ですが、お誕生日会文化のある地域では、類似の施設でお誕生日会をやっていると思います。かくいう私も、来月は、再びやってきた娘の誕生日月。。。新しい土地香港で、誕生日会のアレンジに奮闘していますが、アメリカでの経験がかなり役に立っています。参考にしていただければ!

それでは、どうぞ。

その1.子供用のアクティビティ施設

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日本で例えると、民営の児童館のようなものが、ニューヨークにはあります。そういったところでは、ほぼ100%誕生日会も提供しています。それぞれ趣向が違いますが、中には、大きな遊具があったりして、そういった遊具を使って、スタッフが子供たちを遊ばせつつ誕生日会を進行させます。
子供向けの施設ゆえ、こどもたちは体も動かせ楽しめますし、誕生日会運営になれているので、手土産(Goody Bag)、飾りつけ、ケーキなど、必要なものは基本的に施設側で用意してくれるので、楽。しかもほかの施設に比べれば割とお手頃価格です。
  1. NY Kids ClubWeb Siteはこちら 
    色々なテーマを選べます。娘が参加したことがあるのは、ジムナスティック。本格的な施設が整っており、ロッククライミング、鉄棒、等々をエンジョイできます。娘はここで開催された誕生日会ではじめてロッククライミングにチャレンジ!
  2. MY GYMWeb Siteはこちら 
    娘の4歳の誕生日会で実施した場所。My Gym自体は、日本でもあるはず。子供二人の共同開催が可能で、費用は半分で済むというお買い得感。Goody Bagもケーキも用意してもらえますし、大人用のピザも用意してもらえますが、大人用のドリンクやその他のつまみは自分で用意しなければなりません。少し小さめではありますが、アスレチックで遊べたり、スタッフによる人形劇があったりで子供たちも楽しんでいました。
  3. KidvilleWeb Siteはこちら 
    私がいったことあるのは、Upper WestのKidville。Upper West店には、My Gymよりも少し大きめのアスレチックがあります。そのアスレチックで子供たちが自由に遊んで、別部屋でバースデーウィッシュや、食事をするという形式です。お値段はMy Gymより少しお高め。
  4. Let’s dress upWeb Siteはこちら
    Birthday lets dress up
    プリンセス大好きな女の子にうってつけの場所。バースデーガールはもとより、ゲストも全員、そこにある衣装や小物を身に着け、プリンセスになりきり、ファッションショーを展開する形式のパーティ。娘もしっかり、フリフリのドレスを着て、ふりふりの日傘を持ち、ファッションショーに参加。ショーのときには一人ひとり写真をとってもらえ、後日その写真をプレゼントしていただきました。

その2.スポーツ施設

有名な総合スポーツ施設でもたいてい誕生日会を提供しています。中でも大きいのは。。。

  1. Chelsea Piers: Web Siteはこちら 
    Birthday Chelsea Piers
    Chelsea Piersは、スケート場、ゴルフ場、ボーリング場、ジムナスティック場、などを兼ね備える巨大な総合スポーツ施設。各エリアでお誕生日会を提供しています。例えば、スケートリンクでは、スケートを体験しながら、スケートリンクが見える部屋で食事ができる誕生日会が、本格的なジムナスティックを体験できる誕生日会ができたり。その1.に列挙した子供用施設と違って、こちらは大人も子供も利用できる本格的な施設での誕生会(娘は、ここのサマーキャンプに通ってジムナスティックを習っていましたが、体操選手養成コースもあるようなところでした)。
  2. YMCAWeb Siteはこちら 
    日本にもあるスポーツ施設。ここでも誕生日会を提供しています。

    ほかにも大抵のスポーツ施設では、誕生日会として場所提供をしているので、興味のある方は適宜場所をチェックしてみてください!

その3.動物園

  1. Bronx Zoo/ Central Park Zoo/ Prospect Park Zoo/ Queens Zoo :Websiteはこちら
    Birthday Bornx Zoo
    NYでも有名な誕生日会スポットが、動物園。特に人気なのが、NYCの上野動物園(?)、Bronx Zoo。経営母体が同じである、Central Park Zoo、Prospect Park Zoo、Queens Zooでもやっていますが、やはり、動物園の規模感から考えると、Bronx Zooでしょう!

    ただ、動物園で開催する場合は、初夏、初秋生まれの誕生日会に限定した方がいいような気もしています。なぜなら、冬は、動物がいない。。。そして夏は、暑すぎてこれまた動物たちもしんどそう。。。というわけで、お子様が、初夏、初秋生まれの方は、動物園での誕生日会もぜひ検討してみては?

その4.おもちゃ屋さん

もうかるチャンスがあるところには、必ず、そこにビジネスが発生する、そんな資本主義社会、アメリカ。当然、こんなおいしいビジネスをおもちゃ屋さんが見逃すはずはないでしょう。自分たちの商品を売り込む絶好のチャンスかつ子供たちも楽しい!

しかし、ゲストの子供の親たちは、おもちゃ屋さんに足を踏み入れるからには、なにかついでに子供にねだられて買ってしまうというリスクも伴います。それでもなお楽しいのがおもちゃ屋さん!

  1. ToysRusWeb Siteはこちら 
    Birthday toys R us
    NYの観光スポットで誕生日会を開きたい方はこちら。

    なんと!あのTimes Squareにどでーんと構える有名なToysRusでも誕生日会プランを提供しています。

    娘が招待していただいたのは、リンク先のクッキーを作るパーティー!ToysRusの店内の一部を借りて、子供たちはクッキーを焼くというもの。ToysRusという場所の雰囲気も手伝ってこどもたちは大盛り上がり。

    ただ、いかんせん、観光客もがんがん押し寄せてくる場所。特に観光シーズンだと、ToysRusにたどりつくまでに、人込みをかき分けていかねばならないという難点はあります。また、店内の一室というよりは、簡単な仕切りが施された一部のスペースを使って行うため、少し騒がしいかも?それでも人生のいい記念には間違いなくなるでしょう。だって、あのTimes SquareのToysRusでの誕生日会ですから。

  2. Build A BearWeb Siteはこちら 
    Birthday build a bear
    ゲストにも記憶に残る素敵なプレゼントを用意したい方はこちら。

    Build A Bearは自分だけのテディベアを作れるアメリカの人気のおもちゃ屋さん。NYでもいくつか店舗を構えていますが、有名なのは五番街の路面店。ここでも誕生日会を開けちゃいます。しかも、こどもたちにとってうれしいのは、参加者全員が、自分たちのぬいぐるみを作れるということ!

    ぬいぐるみは、自分で選んで、ハートを入れてから綿をいれ、好きな洋服をいれ、、、最後は、Birth Certificate(出生証明)をもらえる仕組みなっており、世界に一つだけのぬいぐるみをつくれるのです。

    尚、ゲストはぬいぐるみをいただけるのですごく楽しいですが、忘れちゃいけないのが、これらのコストはすべて主催者持ちという点。。。

  3. American Girl: Web Siteはこちら 
    Birthday American Girl
    アメリカンでガーリーな誕生日会を開きたい方はAmerican Girlはいかがでしょう。

    ここの誕生日会には参加したことはないのですが、有名な誕生会スポットのひとつです。

    でも、そもそも、American Girlってなに?というのが多くの日本人の方のおもうところではないでしょうか?少なくとも渡米直後の私は、American Girlなんて知りませんでした。

    五番街近辺を歩いていると、American Girlと白地で書いてある赤い袋を持っている人をよく見かけます。小さい女の子連れのお母さんがその袋を持っていたりすることが多かったので、NYで生活を始めたばかりの頃の私は、てっきり、子供服のお店だと勘違い。そこで、ある日、娘の服を買おうと、American Girlのお店に意気揚々と入ったところ、行けども行けども、人形しか置いてない。しかも、なんか、人形がこわい。ちょっとリアル。そして、むちゃくちゃ高い(こりゃ、日本に進出していないのも納得。。。と内心思いました)。そして、なんか、勝手にとても恥ずかしい気分になってすごすご退散したのでした。

    ここの最上階にあるカフェで誕生日会をやるというのは、女の子の憧れなんだとか。ちなみに、職場の同僚は、「娘にねだられたけど、高すぎるから、うちは、ここのカフェでこじんまりと食事しただけだよー」と言っていたので、結構なお値段がするものと思われます。。。

その5.ミュージアム

アメリカといえば、ミュージアム。ミュージアムの数、規模、は本当に圧倒されます。ミュージアムは子供たちにとっても身近なスポット。学校でもしょっちゅう利用しますし、休日も多くの親子連れがミュージアムを訪れています。人気の理由の一つは、クオリティもさながら、公立学校では、無料券がよく配られていたり、大企業だと、社員のベネフィットの一つとして、ミュージアムの無料券が配布されていたり、安く利用できるというのもあるでしょう。なんたって、あのメトロポリタンミュージアムは、自分で決めた「寄付額」で入れちゃうくらい。

そして、そんなミュージアムでも、これまた大抵、誕生会を開けちゃいます。

  1. American Museum of Natural History :
    Web Siteはこちら(ページの左端の方に小さく案内があります)/パーティー運営業者のWeb Siteはこちら
    Birthday AMNH
    一押しは、American Museum of Natural History (NY自然史博物館/AMNH)!なぜ一押しか?というと、娘の5歳の誕生日会をここでやったからです。笑。AMNHは、娘が一番好きな場所であったということ。新しい学校に入ってまだあまりなじめていなかったのでインパクトのある場所で開催したかったということ、5歳という年齢、ということで、清水の舞台から飛び降りる気概でやりました。

    パーティーの運営自体は、AMNHが提携しているパーティー業者がやってくれます。パーティー用の一室が博物館内にあり、そこで、こどもたちの慣らし遊びがまず行われ、メインイベントの見学に備えたレクチャー。その後博物館内を見学。また専用の部屋に戻ってきて、今度は、食事とバースデーウィッシュが行われるという充実したプログラム。

    AMNH内は、いくつかのエリアに分かれているのですが、各エリア(サファリ、海洋、恐竜、宇宙など)の中から、一つのエリアを選びます。こどもたちは、選んだエリアを、専門家と一緒に、専門家の説明を受けながら回る、いわゆるプチフィールドトリップ。専門家の説明も受けられるので教育的にもよいし、こどもたちはそんな説明に夢中だし、舞台は世界に名だたる?AMNHだし、もう大満足。

    運営業者の対応も慣れていましたし、自画自賛?ながら本当に素晴らしい誕生日会を開くことができました。ぜひぜひご検討ください!

  2. Children’s Museum of Manhattan Web Siteはこちら 
    Birthday CMOM
    子連れの出先として良いスポットのひとつが、Children’s Museum。NYCで行きやすいのは、Upper West Sideにある、Children’s Museum of Manhattanと、ブルックリンにある、Brooklyn Children’s Museum。東京でいうと、もう閉館してしまった青山のこどもの城、大阪でいうと、キッズプラザ大阪のような場所。

    開催場所の候補だったので見学にいったのですが、こちらにもフロアごとに色々なテーマがあります。テーマを選んで誕生日会を開催することが可能。印象に残ったのが、ダンスホールがあることで、ダンスパーティー誕生会ができるとのことでした。

  3. Brooklyn Children’s Museum :Web Siteはこちら

    マンハッタンのChildren’s Museumよりも大きいのがBrooklyn Children’s Museum。マンハッタンからは行くのに少し時間がかかるのが難点ではありますが、こっちの方が施設も大きいので、マンハッタンに住むママたちもよく子連れで出かける場所。もちろん、誕生日会もやっています。

その7.遊園地やサーカス?!

NYでは小さな遊園地がちらほらとあります。カルーセルだけの小規模なものがほとんどですが。遊園地でのパーティー、カルーセルを貸し切ってのパーティーなど、こどもが惹かれるスポットでは誕生日会プランも提供される、というルールがここでも見事にあてはまります。

  1. Victorian Gardens at Wollman Rink in Central ParkWeb Siteはこちら
    Birthday Victorian Garden
    セントラルパークで、冬にはスケートリンクがはられる場所に、毎夏やってくる移動遊園地。小規模ながら小さいこどもが楽しめるアトラクションでいっぱい。きっとお誕生日会も大盛り上がりでしょう。
  2. Luna Park in Coney Island:Web Siteはこちら
    Birthday Luna Park
    ホットドッグ早食い競争コンテストで有名なコニーアイランド。もうひとつの名物?が、この遊園地。ここでもお誕生日会を開けます。
  3. Prospect Park Carousel:Web Siteはこちら
    little girl on horse
    BrooklynにあるProspect Parkのメリーゴーランドを貸し切って豪華な誕生日会も開けます!ただ、メリーゴーランドは3,4歳までが限界かなー。
  4. Big Apple CircusWeb Siteはこちら
    Birthday Big Apple Circusちなみに、なんか、もうとんでもない話というかわけわからんレベルの話として聞いたことがあるのが、サーカスを貸し切っての誕生日会。。。毎年冬になると、Lincoln CenterにくるApple Circusというサーカスがあるのですが、職場のお偉いさんが、こどものために、ここを貸し切って誕生パーティーをやっていたとか!

    要はお金さえあれば、もうなんでもあり、の世界ということか?!。。。NYですなあ。。。別次元。

その8.なんと。。。クラブ!!

  1. Cielo
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    遊園地やらメリーゴーランドもびっくりですが、それよりも驚かされたのが、若者のおしゃれエリア、チェルシーにある、有名なクラブ、Cieloでの誕生日会(5歳児向の誕生日会)!

    いくつかの誕生日会が同時並行で行われます。こどもたちは、大人さながらダンスフロアで踊ったり、ロボットのコスチュームを着たダンサーが出てきて一緒に写真をとってくれたり、ダンサーによるショーがあったり、こどもたちのダンスコンテストがあったり。流れている曲は普通にヒットチャートで流れている曲。大人のクラブで流れている曲と一緒。笑。

    騒がしいし、少し暗いけど、そこはさすが、ノリのいいアメリカ人。大人も子供もおもいっきり楽しめました!

    ちなみに、アメリカのクラブは、室内禁煙のため、たばこ臭さもないし、意外によかったですよ♪

 

以上が誕生日会スポットの紹介でした。まだまだ、色々なところにいったのですが、ここでは書ききれないのでご質問があれば、コメントをいただければ♪とにかく、基本的には、こどもが好きそうなところでは、たいてい誕生日会をやっている、と思って、問い合わせをしてみるといいかと思います。きっと素敵な誕生日会を開けますよ。

=戯言コラム=期待を裏切らない!!!アメリカの引越し業者

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アメリカの引っ越し業者はだめ、絶対日系を使うべし。という話をよく聞きます。実際に自分が経験してみたところ・・・やっぱりアメリカの引っ越し業者はある意味期待を裏切りませんでした。このたび、ニューヨーク→香港と海外引越をしたのですが、そのときのエピソードを。

日本でも何度か引っ越し業者を利用したことはありますし、東京→ニューヨークへの海外引越も体験しました。いずれも起用したのは日本の引越業者。しかし、今回は、パートナーの会社指定の引越し業者(米国系)を起用。

感想:やっぱり日本の業者はいいなあ!!!!

そもそも米系の業者に全く期待はしていなかったので、米系の業者スタッフの作業の様子をみて思った以上にちゃんとしているなという第一印象はありました。が、届いた荷物を見て愕然。。。荷物が届いてから2週間くらいたったので怒りが収まってきてはいますが、この悔しさを忘れないために(笑)、今日は腹立ち&びっくりポイントを紹介します。

その1.ありえないものが入っている&ありえない組み合わせで入っている

(1)業者スタッフの飲みかけのコーラ

気を効かせて、業者スタッフに差し入れた、アメリカ人大好きのコカ・コーラ。まさか飲みかけの状態で、我が家の荷物と一緒に2ヶ月かけて太平洋を横断してくるとはだれが想像しようか、いや、だれもできまい。これには、開封作業を行った香港の業者スタッフも苦笑いでした。

(2)食べかけのお菓子

海外引越では移動先の輸入規制物をパッキングしてはいけないという点で、国内引っ越しとは少し異なります。食料品はだめとか。なので、当然、食べ物はいれてはいけない。まして食べかけのお菓子なんて、パッキングしろとは当然指示もしていないし、常識的にいれないでしょう。だって船便は二か月かかるんですよ?!食べかけのお菓子が大量に入っているのをみたときは、どっと力が抜けました。もちろん速攻ゴミ行き。

(3)着物と靴

これは非常に大事な服だから、絶対に大事にしまってください、と念を押して業者に渡した着物やその付属品。開封時にどこにあるかなあと探していたら、なんと、散々汚れたブーツや靴の下に埋もれていました。

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その2.物が壊れる&紛失する

パッキングは紙を周りに巻いていれるだけ。小さい頃からよく遊んだ、プチプチ(正式名称を私は知らない)も利用しない。よって壊れる、壊れる。棚に穴も開いていたし、思い出の娘の作品も粉々。

さらに、組み立て家具のパーツが消える。開封/再組立作業を行ってくださっていた香港人スタッフに、パーツがない、どこかと聞かれ、「そんなの私は知らないよ!」と思わず語気を強めて反応してしまいました。

笑っちゃうのが、娘の部屋に敷くシート。パズルのようになっているシートなのですが、これまた一部のシートだけなくなっていました。

その3.パッキングをやらせてくれない

ちゃんとできないなら、パッキングをやらせてくれりゃーいいのに、パッキングをやらせてくれません。アメリカの業者がひどいというのはしっていたので事前に段ボールをもってきてもらって自分で大事なものをパッキングしようと思っていたのですが、段ボール持ってきてといったら断られる始末。

表向きの理由は、船便荷物に保険をかける関係上、すべて業者の手でやる必要があるということ。本音のところは、わざわざ段ボールを持っていくというプロセスを入れるのが面倒くさいというところでしょうか。

(この点、日系業者は、もちろん事前に段ボールをもってきてくださるし、足りなくなったらいつでも追加を運んできてくださりました。)

それでも抵抗して、小さい段ボールに小分けにして自分でパッキングをして置き、これらをそのまま大きな段ボールにいれてほしいといったのですが、大部分は箱から出されて、がしゃがしゃっといれられてしまいましたとさ。

結論

アメリカの引越し業者を日本の引越し業者と比較してはいけない。

ちなみに、開封作業を行ったスタッフは、同じ米系企業の香港人スタッフだったわけですが、彼らは非常に丁寧でした。だから、会社というよりは、アメリカ人(出稼ぎっぽい人もスタッフにはいましたが)と、アジア系のスタッフの差なのでしょうか。。。

それとも、もしかしたら今回たまたま私たちが運が悪かっただけ?

ま、いずれにせよ、これから壊れたもの&紛失したもののクレームリストを作って保険金請求で戦います。

余談

パートナーに、これまで列挙したようなことについてぶつぶつ愚痴をこぼしていたら、「それでも、僕がやるよりよっぽど丁寧だったと思うよ」と一言。絶句。やっぱり、梱包作業の丁寧さの差については、国民性に因るものではないのかもしれません。

欧米流子育て!?-「ウチのしつけ」に専門家登用

小学生か中学生くらいの頃、「アリーmy love (原題 Ally McBeal)」というドラマに姉がはまっているのに乗じて私も一緒に見ていました。渡米前に英語の勉強を兼ねて改めて見直すと、同年代のアリーが一喜一憂する様子が実は結構自分自身にあてはまるものがあったりして、再びはまりました。このドラマでよく出てくるシーンの一つが、変わり者のアリーが、カウンセリングに通い、カウンセラーに自分の思いをぶつけるというシーン。子供の時も、大人になってこのドラマをみてからも、「カウンセリング」に行くというのが日常の一環になっているように描かれている様子は少し不思議でした。

ほかにもいろいろな米国ドラマにハマってみたりしていた(る)のですが、多くのドラマで、カウンセラーの下に通う登場人物の姿が描かれています。そして漠然と感じていたのが、わたしにとっては(おそらく多くの日本人にとって)、どちらかというと非日常の類に入る、カウンセリングというものが、米国ではより生活に近いものなのではないか、ということ。

なんだか不思議だなあと思ったものです。家庭内の問題というものに、「赤の他人」であり、友達でも何でもない人が、話を聞いただけでアドバイスをする、ということが、本当に効果があることなのだろうかと。友達や親族等に相談すれば足りるのではないだろうかと。

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カウンセリングが身近な世界

ニューヨークで生活をしていると、ドラマで見聞きしていたこと=カウンセリングが身近なものだということ、が結構現実的な話なのだと気づきました。特に欧米人の間でそういった考え方が根強い気がします。そして、カウンセリングはこどもの教育、しつけでも積極的に利用されているのです。

例えば、親しいママ友は、定期的にカウンセラーに家に来てもらって、こどもの様子を見てもらい、アドバイスをもらっていました(そのこどもは、何か特別に成長、発達具合に大きな問題を抱えているというわけではありません。)

またある時は、こんな話をされました。

「この前、うちに招待した友人家族のこどもがとんでもなく暴れん坊で、家中を散らかして帰ったのよ。私、心配になって、カウンセラーに電話してアドバイスを求めて、友人家族に伝えたわ」と。

彼女がカウンセラーと電話している場面にも出くわしたことがあります。ママ友と電話してんのかなあ、と思ったら、相手はカウンセラーでした。

しつけに関するカウンセリングは「特別」「非日常」な日本

そういったことを見聞きしたとき、少なからずカルチャーショックを受けた私。専門家に子育てのアドバイスを求める、というのは、何かよっぽど問題を抱えているような「特別」なケースであり、非日常だと思っていたからです。(子供の教育という意味では、日本では「お受験対策」のようなセミナーは大量にありそうですが、今回はそういった「教育」についてではありません)

以前こどもを職場に連れてくるのって変?にも記載しましたが、「内」と「外」の切り分けが強い日本では、こどもの教育に関しても、基本的に「内」にて解決すべき問題だという意識が強い気がしています。結果的に、こどものしつけ等に関して、専門家のカウンセリング等を利用するのは、「よっぽどの」ケースという認識が根強いのではないでしょうか。

ところが、ニューヨークでは、どこの家庭でも普通に抱えていそうな子育ての問題について、積極的に専門家を起用し、日常的にアドバイスを求めているのです。また、学校やPTA主催で、教育の専門家、カウンセラー、精神科医を呼んで、親向けに講習会をするということもよくやっています。「お受験対策」とかではなく、「しつけの方法」や「こどもの成長にあわせたコミュニケーションの方法」などなど。

ただ、こういった講習について、仕事の時間を割いてまで、そういったセミナーに参加して得られるものは大きいのか、やはりどこか懐疑的だった私。ましてカウンセラーを個人的に起用してアドバイスを求めることについて、費用対効果が高いとはとても思えなかった私。結局、「欧米人独特の文化」と整理して、これまではそういったものへの参加や利用を避けてきました。

参加する意義があるのか懐疑的なまま、教育法セミナーに参加してみた

ところが、先日、都合がつく上に、娘の新しい学校のイベントということもあり、「しつけ」の専門家によるアドバイスに懐疑的なまま、学校が無料で提供してくれるこどもの教育法セミナーに参加してみました。

感想は・・・やはり、食わず嫌いはいけないな、ということ。とても面白いし、自分自身を客観的に振り返る良いチャンスとなりました。そして、日本人も積極的に「ウチのしつけ」といった教育に、専門家のアドバイスを求めたり、学校側がセミナーを主催するといったことがなされていったらいいんじゃないかな!と心底思いました。

セミナーの内容は、「きいたことがある」「言われてみれば、そのとおり」といったことが多いことは多かったのですが、それでも、言われなければ、普段は気づかないことに改めて気づかされたり。また、長い研究の蓄積で積み重なっている理論に基づいて説明を受けるので、感情論で、あれはダメ、これはダメといわれるよりも数百倍説得力がありました。そして結果的に、自分を冷静に、客観的に見つめなおす、大きなきっかけを与えてくれました。

考えてみれば当然のこと。例えば、仕事では、自分の専門外の事項については、積極的にセミナーに参加し、勉強をします。自分の得意な分野であっても、最新の知識を補ったりするためにセミナーに参加したり、専門家を起用したりします。それが最も効率的だからです。

子育てだって、同じはず。考えてみれば、わたしたちは、子育てや、こどもとのコミュニケーションの専門家でもなんでもありません。わたしであれば、「母親」としてはたった6年のキャリアしか積んでいないのです。しかも、6歳児の親というのは未体験のエリア。はっきりいってど素人です。どんなにベテランママだって、例えば、こどもとのコミュニケーションの取り方について専門的な勉強をしてきた人というのは少ないはず。要は素人なんです。

であれば、先に挙げたように、わたしの友人のように、専門家を起用して、アドバイスを仰いだり、積極的にセミナー等に参加するということは、子育てをより良いものにするうえで効率的&効果的なことなのではないでしょうか。セミナーに参加してそんなことに気づかされました。

日本人の「感覚」

それでもきっと、(子の受験対策ならまだしも)「しつけ」「コミュニケーション」に、専門家をわざわざ起用するのは、日本人の感覚としては、どこか「違和感」が感じられるところなのではないかなあと思います。その根底には、やはり、「内」のことを「外」に持ち込む、さらすのはみっともないこと、という独特の認識が、人々の意識の根底で脈々と流れているからではないかと思うのです。

職場でも強く感じていた、そして、多様な企業社会の形成を阻んでいると強く感じた ”「内」と「外」の切り分け” というものが、実は自分自身の、「こどもの教育/しつけ」についての考え方にも深く根付いていたなんだなあと思わされた出来事でした。

一時帰国でみた日本-観光立国になるために必要な3つのこと-

 

はじめに

実は、先月後半ニューヨークでの生活をいったん区切り、日本で1ヶ月ほど(前半仕事&後半夏休み)を過ごし、8月末より香港で新生活を開始しました。とはいえ、ニューヨークでの生活についても書きたい話題がまだまだたまっているので、引き続きニューヨーク情報、アメリカ情報も載せていきたいですが、同時に、アジアの国際都市香港での新生活についてもかいていきたいと思っています。また香港で住むことになった経緯等についても、いつかかけたらいいなと思っています。

本題ー観光立国になるために必要なことを久しぶりに日本を旅した日本生まれ日本育ちの日本人として考えてみたー

さて、今日は、二年ぶりの帰国中にみた日本で感じたこと、第3弾。テーマは「日本が観光立国になるために必要な3つのこと」。わたしの独断と偏見で書いていきたいと思います。

観光立国になるのが正しい方向かどうかは置いといて、日本はやっぱりむちゃくちゃ過ごしやすい場所だよなあと思うのです。そしてこの感覚は外国人にとっても同じはず。世界に負けない多くの魅力的なものを持っているのに、外国人の観光にはいまいち適していないよなあと痛感したのが今回の一時帰国。

おそらく色々な要素、改善点があるのだと思うのですが、私が切実にここは直した方がいいと思った点を3つあげたいと思います。

その1.日本語だけのメニューはなくすべし!!

円安とデフレの相互リンクでいまやショッピング天国の日本。あらゆる品が安くて質が良い。それも魅力なのですが。。。やっぱり日本の魅力はごはんだと思うのです。本当に!

少なくとも東京では、どこのレストランに入っても、味のはずれが少ない。店内もきれい。ぼられる心配も基本的にない。おなかを壊す可能性も少ない。そして安くておいしい!こんなレストランがそこらじゅうにあふれている都市ってほかにありますか?ひとりでもふらっとそこらへんのレストランに立ち寄って、500円以内で、バランスの整った定食一人前を食べられる都市ってほかにありますか?しかも大体トイレがきれい!

安くて美味しいレストランの宝庫、日本。でもいまいち、その魅力は外国人観光客には伝わり切っていないと思うのです。その大きな要因の一つが、メニューかと!

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日本に一時滞在中、いろんなレストランにいきましたが、大体、日本語メニューのみ。頼めば、英語メニューが出てくるのかもしれませんが、私がいったレストランで和英併記のメニューを出されたレストランはひとつもありませんでした。もったいない。本当に!

海外に行って、その土地の言語が読めず、さらには、英語のメニューもなければ、みなさんどうしますか?結局現地にいる知人にすべてをゆだねるか、ガイドブックに載っているおすすめ料理を食べるか。しかーし、日本の魅力はガイドブックに載っていないレストランでも、気軽に普通においしいということ、だと思うのです。全国のレストラン経営の皆様、どうか英語のメニューを用意してください。メニューさえあれば、結構観光客も気軽にお店ののれんをくぐれると思うのです。

この点、(まだそんなにレストランを開拓していませんが)香港では、ふらっと入る店で、英語、広東語の併記のメニューが多いです。だからといって香港人は全員が英語を話せるかというとそんなことはありません。香港=食と考えている外国人観光客も多いようですが、その理由には一つ、英語メニューがあるというのも一役買っているのではないでしょうか。

もう一つ贅沢をいうと、メニューを書く際は、料理の「名前」を訳すだけではなく、その食材を含む説明書きを書くと親切かと思います

なぜ説明書きが必要かというと。。。和食はNYでも香港でも人気。でも、意外と、日本人以外は、和食を知らない。あまり詳しくない人は、和食=寿司みたいになっています。そのため、メニューをみても、いったい何が出てくるのか、得体が知れない。結果、レストランに足が遠のいてしまう。。。だから説明書きが必須です。

さらに、食材の記載も重要です。世界は広く、なんでも食べられる人ばかりではありません。アレルギー、宗教、自分の考え、等々を理由に食べられない食材を持つ人は大勢います。「なんでも食べられる日本人」中心のメニュー作りはもう時代遅れだと思うのです。

日本のレストランのクオリティの高さをぜひ世界に知らしめたい。そのための第一歩がまずは英語のメニュー作り!とわたしは心底思いました。

その2.Google Map情報(英語)が不足!!

日本にいたときに思ったのは、Google Maps情報が少ないなということ。

言わずもがな、観光客の多くはスマートフォンを持っている時代。スマホを持ちながら、地図情報やお店情報を確認する時代です。観光ブック片手に歩いている人は、昔に比べてだいぶ減ったのではないのでしょうか。NYでも香港でも、スマホを片手に調べながら歩いている多くの観光客の様子を見かけます。

色んなアプリがあるのですが、Google Mapsは使いやすいツールの一つ。NYでは、ここにたいていのレストランやお店の情報が入っています。そして大体、評価もついていて、どれくらいのクオリティ、人気かわかります。自分の位置情報とあわせて確認できるので、大変便利でした。アメリカ国内を車で旅行をしたときもGoogle Mapsで泊まる宿を調べたり。Google Mapsの情報が不足していても、大体位置情報は入っているので、評価等別情報については、同時並行でネットで調べればよかったのです。

ところが、日本は、Google Mapsの情報が圧倒的に少ない。特に英語情報。わたしが、Google Mapsのヘビーユーザーのため、Google Mapsだけを名指し指定していますが、日本の地図と、自分の位置情報と、それから目的地の情報の3要素を揃っている英語の情報サイト、アプリがない。。。(それともわたしが知らないだけであるのでしょうか?)

多くの人が利用しているGoogle mapsに英語情報がもっとあったら、観光客にも便利だよなあと思ったそんな日本での夏。

その3.英語を話す勇気!!

日本人は英語を話しませんが、英語の教育レベルがむちゃくちゃ低いというわけではないとわたしは思うのです。教育制度は非常にしっかりしているから、多くの日本人は、中高六年間、どっぷり、英語をやらされていると思うのです。そんな国って実は意外と少ないのではないでしょうか。

リスニングとスピーキングはたしかに(わたしも含め)苦手な日本人は多いと思うのですが、観光客は、高度な英語を求めているわけではありません。英語圏のNYでだって、「あなたの英語なまりすぎててわかんない!(怒)」というような出稼ぎや移民の人たちがいっぱいいます。でも彼らは自信満々に英語を話しています。日本人は、そういった人たちよりも、しっかりした英語教育を平均的には受けているのではないでしょうか?では、何が足りないのか?。。。そう、勇気です。

聞き取れなかったら聞き返せばいいのです。身振り手振りでもなんでもいいんです。日本人なまりの英語で当然いいんです。だって、ここは日本。日本語を話せない人にも日本を楽しんでもらうために使う英語なのですから。

日本人は本当にシャイ。恥を恐れる文化から来るものなのでしょうか?日本人は英語を話せないという人も多いけど、そうではなく、英語をわかるけど、日本の町中で、使うのが恥ずかしいと思っている人が多いだけではないでしょうか?

NYでもそう思っていましたが、香港に来て、この点強く感じています。香港では街中で英語が話せない人も多い。話せても、強いアクセントで聞き取れないことも多々。でもとても自信満々に話している人が多い。日本人だってこれくらい話せるよなあとつくづく思うのです。

ただ、この点、希望の光も。

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二年ぶりの日本は変わったなあと思ったのが、多くの観光客に対応する必要があるのか、一時帰国中、英語を自分なりに話そうとしている人たちにも多く会いました。新大阪駅の新幹線ホームでも車庫に入る電車に乗ってはいけませんよというアナウンスを駅員さんが、自分の言葉で放送していましたし、デパートの店員さんも、慣れない英語を必死につなぎ合わせながら、観光客対応をしていました。英語に苦労した2年間を経た後にそんな光景をみたので、なんだか日本も変わってきたんだなとうれしくなったので印象に残った光景でした。

それでも、まだまだ「恥」が邪魔して、観光客に英語を話しかけられても逃げてしまう人も多い日本。足りないのは、勇気。それだけ。そう思うのです。

おわりに

以上3点が、一時帰国中に考えた、日本が観光立国となるために必要な3つのこと(独断と偏見)です。みなさんはどう思われますか。

ニューヨークが与えたこどもの変化-一時帰国中の子供を通じて見えた日米の文化-

娘と二人で日本に一時帰国して4週間が経ちました。NYで生活を開始してから2年2ヶ月ほど、娘と私は一度も日本に帰国していなかったので、本当に久しぶりの日本。この1ヶ月、前半2週間は東京で働き、後半は、関西、中国、北陸地方を点々と全国親族行脚をしております。二年間で変わった日本、変わらない日本、海外生活を体験してはじめて知る日本のあれこれ、等々多くの発見や、多くの友人たちとの再会を楽しむ毎日です。(毎日盛りだくさんすぎてブログ更新絶賛滞り中。。。)

色々な気づきは、また、別途まとめるとして、今日は、一時帰国で見えてきた、海外生活(特にNY生活)がもたらした娘の変化、それから気づく日米文化の違いについて所感を書こうと思います。

2年間のNY生活で、親である私への言葉が英語になる、とか、描く絵が「日本人」のこどもの描く絵ではなくなった、とか、目に見える変化には気づいていました。しかし、海外にいると見えなかった変化というものがあったんだ!と日本で暮らすことで改めて見えてきました。

その1. とにかく主張する

発言しなければ、全く評価に結びつかないという、アメリカの学校に二年間どっぷり浸かった娘。どんなことであれ、まずは声を上げなければ始まらない&声を上げることが歓迎されるアメリカ社会で鍛えられた娘の主張力は、日本で見ると驚くほど、「変わったもの」に見えました。

娘は自分が正しいと思えば、年上であろうが、大人であろうが、容赦なく「わたしは正しい」と主張。

たとえばいとこ同士の喧嘩でも、仲裁に入るとかならず「わたしは、こうした、だからわたしは悪くない」と自分の潔白を主張する。または「だれだれがこうした、だからだれだれが悪い」といって相手の悪いところをあげつらう。アメリカで見てればごく普通の光景でも、不思議なもので、日本で見ると、自己主張の激しいこどもにみえてしまう。

列に並んでいるときに、大きい子供や、時には大人に列をぬかされたときは、容赦なく「私が先!」と主張。

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また、こども向けの参加型イベントに行った時のこと。係員さんの説明中に、平気で手を上げて質問を投げかける。周りのこどもは、黙って説明を聞いている中、平気で係員さんの説明を中断する娘。質問をいっぱいして、自分やるじゃん、とでも思ってそうな得意げな娘。いつもと勝手が違うため戸惑う係員さん。かわった子がいるものだと不思議そうな視線を向ける周囲のこどもたち。。。

水族館や、アミューズメントパークで、周囲のこどもとのこのような歴然とした差を目の当たりにしたときに、仮に学校にいっていたらは、もっと強い違いを感じることになるんだろうなと痛感。

(日本の小学校は、生徒たちの席は、黒板に向けて整然と並べられていますが、一方で娘がNYで行っていた学校は、班ごとに机が向かい合って並べられていました。「先生のお話を伺う」のが基本姿勢である日本の小学校と、「議論しながら授業を進めていく」NYの小学校の差が席の並べ方一つでも表れているような気がします。)

その2. こどもは最優先だと思っている

以前の記事「ベビーカー論争に思うこと」にも記載しましたが、アメリカでは、小さい子供は最優先でした。

NYでは、公共機関において、「幼い子供」というだけで席を譲られます。入国審査や飛行機の搭乗などなど、小さい子供連れというだけで、最優先に案内されること多数。人ごみで立ち止まってショーをみるときなども、座席指定がなければ、小さいこどもは見やすいように前に優先的にみな行かせようとします。静かにしなければならない場所や子供禁止の場所以外では、幼い子供が、騒いでいようと、周囲の人は、そういった幼い子供の行動を受け入れてニコニコ見守っていることが多いのです。

そんな環境にどっぷりつかったせいで、日本でみる娘の行動はしばしば「傍若無人」で「しつけのなっていない」こどもにみえ、冷や冷やすることが多かったです。

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大混雑の水族館にいったときのこと。各水槽の前は人ごみでいっぱい。娘は、当然自分は前に行って見させてもらえるものだと思いこんでおり、「しつれいしまーーーーーすっ」(おそらくExcuse meを訳して話しているのでしょう)と叫び、ずんずん同い年のいとこの手をひっぱり人ごみをかき分け水槽の前に進んでいく。そして毎回ベストポジションを確保し、写真をとりまくる。

周囲は、「なんだこの子?」「親は何してる?」という視線&雰囲気。文句こそ言われませんでしたが、じろっという批判めいた視線を向けられることも多く、ひたすら恐縮。

またあるときは、電車で娘と立っていると、少し離れているところの席が空こうとしているのを見つけた娘。我こそが、と、どんどんその席の方に進んでいく。あわてて「迷惑だからやめなさい」とわたし。「なんで?」と娘。

困ったことは、娘に、やめなさい、と言うにあたり、その理由の説明がうまくできないこと。日本で生まれ育った私としては、日本のことを悪くは説明したくない。しかし、小さいこどもが水槽の前に行っても、大人は見えるしなんにも支障はないはず。とくに水族館という場所である以上、子供には大人以上に楽しんでほしい、と私自身は考えるため、娘の行動がそんなに非常識な行動にも思えず。電車でも小さいこどもがたっていて、健康そのものの人たちがずーっとスマホでゲームやらネットサーフィンやらをやっている姿の方が違和感に感じるわたし。。

小さい子供は最優先に扱われて大事にされる、という感覚に基づいて動いている娘の行動が、日本では「少し違うんだよ」というときの説明が難しいなあと感じたのでした。

その3. だれとでも話す

前記事「久しぶりの東京-驚き&感動10選-」でも記載したのですが、アメリカでは、歩いているだけで色んな人に声をかけられました。まして子連れだとなおさら。さらに、その1にも書いたように、何か思うところがあれば声をあげるのが基本姿勢として求められるアメリカ。

娘は気づけば、日本でみると不思議なほど、相手やところかまわず、人に話しかける子供になっていました。

タクシーの運転手さんにも、話しかける(タクシーの運転手さんは自分が話しかけられていると気づかず)。電車で隣に座った人にも話しかける(話しかけられた人はびっくりして戸惑う)。同じキッズイベントに参加していた、小学校中学年くらいの大きなお姉さんにも、話しかける(友達でも知り合いでもない子供に話しかけれてぎょっとしつつも、答えてあげてるお姉さん)。

NYで生活しているときには気づかなかったけど、日本でみると「不思議なこども」「きちんとしていないこども」。海外生活が長引けば長引くほど、きっとこういった差というものは大きくなっていくのではないかと想像します。

まとめ

 

これらの変化はもちろん、単なる成長の過程で出てきた個人的な性格という面も強いかと思います。それでも、日米の文化の違いのあらわれかもな、と感じた私。大人である我々は適宜うまくアジャストするけれど、こどもはそういうわけにはいかない。娘がこの一時帰国中にときおり見せる戸惑いの表情、娘の行動に戸惑いをみせる周囲の反応をみて、海外にこどもを連れ回すという生き方を選択する以上、こういった文化の違いがもたらす衝撃とうまく付き合えるように、娘を導いてあげるのが親の義務だなと改めて感じています。

今回は一時帰国だけれども、本格的に帰国したとき、娘がソフトランディングをし、それぞれの文化の違いを「おもしろさ」として体験してもらえるようになってもらいたいと強く思うと同時に、親として何ができるか、考えていかなければならないと改めて思いました。解決策は全く思い浮かばないので、これからの課題です。

久しぶりの東京-驚き&感動10選-

先週末より日本に一時帰国中。娘と二人で実家にお世話になり、私は久々の東京勤務。約2年ぶりの日本。28年間生まれ育った土地とはいえ、二年ぶりに踏み入れる土地は、新鮮な驚きと感動でいっぱい。ありきたりですが、今日はこの2週間の滞在で感じた東京の驚き&感動10選をご紹介。

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その1)お米が美味しい

帰国当日、最も感動したのは、お米の美味しさ。炊飯器で炊くだけのシンプルな白米は、お米の味が如実に反映されるため、アメリカでは、ただの白ご飯を食べる回数が減っていた。リゾットやパエリアにしたり、味の濃いおかずと一緒に食べたり。なぜなら、白ご飯で食べるにはイマイチだったため。。。日本食スーパーで良さげなお米を買ってはいたのですが。

久しぶりに日本の新米を頂き、ピッカピカのお米にもう感動。ああ!これだった!と。
なにもかけずとも、それだけで、一口口に含み噛むだけで適度な甘さが口中に広がり、何杯でもいけるのではないかという感覚に陥る。結果、帰国初日の最初の晩餐では茶碗6杯頂き、苦しすぎて文字通り動けなくなる始末。

その2)屋内が暑い

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暑い。外も暑いけど、屋内が暑い。電車も弱冷。コンコースも弱冷。オフィスは28℃設定で6:30には冷房が切れる。節電が徹底されているのはすごいなあと思うのですが、これじゃ、仕事に支障が出るーと、ぶうぶう文句を言っているのは、周りを見渡すと私だけ。。。

nyでガンガン冷房が効いたオフィスでジャケットを着ながら仕事をしていた身としては、このギャップは辛い。。。

この節電、どれくらいの効果が出てるのでしょうか。。。

その3)サービスが迅速丁寧的確

あらゆるサービスが早い。丁寧。的確。とくにコンビニなどのレジ。不愛想に、たるそうに、のんびり仕事をしてるアメリカのレジの担当者とはまるで違う次元。すごいの一言!

ただ…こんなに丁寧に接してもらってるのに、客は無言。目も合わせず。

アメリカのレジは、基本的にやる気ないし、不愛想だけど、Hi! Hello! Have a good day! You too!というやりとりがある。

久々の東京のレジの光景は、なんだか不思議で異様な光景に見えました。一言交わすだけで気持ちがいいので、レジでの挨拶おすすめです。

その4)ドライヤーが弱い

電圧のせいだと思いますが、日本はドライヤーが弱い。笑。こんなかんじ。

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その5)電波がむちゃくちゃ良い

電圧は低いけど、電波はむちゃくちゃ良い!地下鉄もJRもどこでも電波が通じる。すごい。iPhoneなどを強奪されるリスクも低いのでつらい通勤時間もドラマを見ながら楽しく出勤。

その6)歩いている人が皆無表情

東京は、道行く人が、皆無表情。。。目があっても微笑まないし、話しかけない。目が合えば、微笑んだり、素敵な服を着てたら、その服すてきね!と話しかけたり、、、といったことが日常茶飯事のアメリカから帰ってくると、無言、無表情な街ゆく人たちの中にいると少しドキドキします。
日米の文化の違いだねー、と友人に話していたら、関西出身の友人は口を揃えて、東京だから、と言っていました。関西はちがうよ、と。おばちゃんやおじちゃんが、何かとはなしかけてくるらしい。関西出身の友達が東京に来た時に感じるカルチャーショックが少しわかった気がしました。

その7)ダイソーがすごい

質が良くて見た目も可愛い。そんなものが基本的に一律108円!すごすぎるよ、ダイソー。。。高くて質もイマイチなアメリカのお店に足を踏み入れたときの二年前の衝撃を思い出しました。

ダイソー、あなたは本当にすごいです。

100均が近くにある実家にかえると、何時間も100均で時間を過ごすパートナーの気持ちがいまようやくわかりました。

その8)注意書きが多い

電車、バス、駅、街中、どこもかしこも注意書きでいっぱい。nyの公立高校で麻薬ダメ、コンドームでbirth controlを、という注意書きが貼ってあったのをみたときも、この国やっぱとんでもないな、と驚きましたが、日本の、痴漢ダメとか、人を殴るのは暴力です、といった注意書きは、改めてみると「?」と思います。

昨日、東京駅で見かけた、キャリーバッグを運ぶ時は人にぶつからないように気をつけましょうという注意書きは、思わず見返しました。小学生じゃないんだから。

 

その9)スーパーの袋が立派

アメリカのスーパーのレジのビニール袋は、めっちゃうすい。速攻やぶれる。立派なスーパーの場合は日本より立派な紙袋をくれるけど、なにかと便利なのはやっぱりビニール袋。アメリカのビニール袋は本当にしょっぼしょぼ。二枚重ねでも簡単にやぶれるので、ごみ袋にもなかなか使えない。

ひきかえ日本のスーパーの袋はすばらしい!おかげでスーパーの袋を色んなものに使えます。
 

その10)現金社会

日本はカードが使えないことが多い現金社会だな、と実感。PASMOやSUICAのチャージも、クレジットカードで出来ないことがほとんどだし、自販機も現金。レストランやショップでカードを使うときも、時間がかかる。殆どお金をおろすことがなかったアメリカ生活をふりかえると、いかにアメリカがカード社会だったかを思い知らされました。
 

おまけ くしゃみをしても何も言われない。

NYでは、うかつにもくしゃみをしてしまうと、知らない人からも、Bless you!と声をかけられます。数回連続すると、そのたびに、Bless you! Bless you!!!と言われてしまいます。はじめは、それがなんだか恥ずかしくて、くしゃみをできるだけ公共の場でしないように気を付けていましたが、慣れというのはおそろしいもの。
 
娘にいたっては、くしゃみを家でして無視をしていると、「なんでマミーはBless you!っていわないんだ」と怒り出すようになったことも手伝って、自然とBless you!というようになってしまいました。
 
そんな「かぶれ」状態になって、日本に帰ってみると、くしゃみをしている人をみると、おもわず、Bless you!と言ってしまいそうになります。そして誰もなんにもいってないと、なんだかすごい違和感。。。うーん、文化の違いっておもしろい!!!

アメリカ人の爆笑を誘ったマタニティマーク。その先に見えるもの。

先日、アメリカ人同僚(女性)とランチをしていたときに、NYを離れるにあたり、あなたは何がもっとも恋しくなるかしら?と聞かれ、ベビーカー論争に思うことに記載したNYの街中で触れる優しさについて話したりしていました。

そんな中、日本はどうよ?と聞かれ、「そういえば、最近妊娠マークをつけるかどうかについて議論されている記事をネットでみて、わたしは、日本の将来は本当にあぶないんじゃないかと思ったよ」と話しました。妊娠マークをつけていると、攻撃をうけるということもあり、最近外している人も多いらしい、と。

すると、同僚は、「?」という顔。

そりゃそうだよな、そんな状況意味がわからないよな、と思い、もういちど、「なんか妊娠している女性は妊娠マークをつけているケースが日本では多いんだけど、そういう人を電車の中とかで、口頭や実際の暴力で攻撃する人がいるらしい」と少し言葉を補いながら説明。

それでも同僚はWhat??という反応。

あれ?伝わらなかったかな、と思い、もう一度説明しようとすると、

同僚は、「マタニティマークって何?!」と。

あ、そこ?!と思い、日本では、マタニティーマークが配られて、妊婦はそれを鞄とかにつけて出勤したりしているんだよと説明。

すると、同僚は爆笑。笑いながら、え?ほんと?マタニティーマークのキーホルダーを鞄につけて歩くわけ?なにそれ!?と。

さらに彼女は、それはどこで配られるの?政府公認?と引き続き驚きと笑いが入り混じった状況で質問を続ける。

政府公認かはわからないけど、役所でももらえたはずだし、たしかJRの駅とかでもらったよー、と私。

そして、そのあとの彼女のさらなる質問が私に突き刺さりました。

「なんのために?」

。。。

なんのために。。。なんのためだ?!

思わず、答えに窮したわたし。ぱっと言葉が出てこなくて、出てきた第一声がGood Questionというなんとも間抜けな反応。

わたしは、日本にいたときマタニティマークを付けていました。その理由は、はっきりいってひとつ。周囲に気付いてもらうことで、いざというとき助けてもらいたかったからです。具体的にいえば、しんどいときに席を譲ってほしかったから。そしてマタニティマークはつらいときに席を譲ってほしいと申し入れるにあたり、その申し出を正当であることを外部に示すために必要なものだと考えていました。

元気なときは通勤電車で立っていて構わなかったけど、つらいときは譲ってほしかった。満員電車で、ドアの近くにたっているときに、無理やり乗り込んでくるといったことをされるのをさけたかった。さらにいえば、自分が妊婦ではないとき、妊婦らしい人をみかけても妊婦なのかどうか迷って席を譲りたくても声をかけられないでもぞもぞしたケースも多かったこともあり、マークをつけることは、助ける側にとっても有効な情報ツールだと思っていました。

と、同僚にはまずはこう答えたけれども、彼女の反応は、今いち釈然としない様子。なぜか。そう、ニューヨークではそんなマークがなくても席を当然のごとく妊婦を助けるから。電車でいえば、席も譲るし、思い荷物を運ぼうとする妊婦の女性には多くの場合救いの手が差し出されるから。

ちなみに、前述のネットの記事がどこまで正確に世の中一般の声を拾い上げているかどうかはあやしいけれど、どうやら、「席を譲ってくれといわんばかりにマタニティーマークをつけるのはどうかしている」という声は多数。。。おお、そうか、わたしは、まさに批判の対象だったようです。そして、そんなこと大っぴらにいうと、批判されるようです。

でもはっきりいって、きれいごとは置いといて、わたしには、周囲の助けを促すという目的以外、妊婦マークをつけ理由が見いだせなかった。まわりに自分が妊婦だと積極的に知らせることが、自分の体とおなかの子供を守る有効な手段と感じていたからこそつけていました。

というわけで、同僚の「なんのために妊娠マークがあるの?」という問いは改めてこのことについて三つの観点から考えさせられました。

その1)周囲の理解や助けを得るため、という意味では、たしかにNYでは妊娠マークはいらないな、ということ。そして東京では、必要だったということ。

その2)周囲の理解や助けを得るためにマタニティマークをこれ見よがしにつけんなというのであれば、そもそもマタニティマークをつける理由はなんでしょ?ということ。

その3)周囲の理解や助けを得るためにマタニティマークをつけてはいけないのだとしたら、その他の代替手段は日本にあるのか?マタニティマークなくとも助け合う空気がそこにあるのかしら?ということ。

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その1)NYではいらないマタニティマーク、日本ではどうして必要?

■NYの地下鉄

ベビーカー論争に思うことでも記載したとおり、NYの地下鉄は、いまでこそ愛着は湧いているものの、汚いし、遅れるし、時に怖いし、くさい。概して乗車客は冷たく、さして混んでもない車内なのに、あまり奥まで詰めようともせず、だれかがそれを押して入ろうとすると、「もうスペースないよ。次の電車にのって」と言い放つ。(そしてそれを言われた女性が、F**kと返している光景も見たことがある。。。)

それでも子供、お年寄りといった弱者にみなとてつもなく優しい。妊婦も弱者とみなされ、妊婦に対しても大変優しい。妊婦をみかければ、高確率で、当然のように席を立ちます。その人が元気そうか、元気そうじゃないかを問わず。混んでいる社内か、混んでいない社内かを問わず。時に妊婦がたっていると、別の人が、「へい、ここのレディにだれか席をゆずってあげないのかい」と声をかけているケースも。

だからこそ、マタニティマークというものの必要性をわたしの同僚は全くわからなかったのでしょうし、そのアピール手段が面白くて仕方なかったのでしょう。

■6年前の東京の電車

ちなみに、6年前の東京はどうだったか。私の経験上は、NYでは当たり前に見かけるこんな光景が全く当たり前ではありませんでした。

(妊婦期間の数か月自宅療養をしてしまっていたので、妊婦で通勤をするという機会が10か月あったわけではないので完全に偏っているかもしれませんが)席をゆずってもらえるケースは、稀。切迫流産、切迫早産をちょくちょく経験し、おなかが張り気味だったので、短い時間でもかなりつらかったのでよく覚えています。ときに譲って下さる方がいて、そういうときは本当にありがたかったです。

そのとき席を譲ってくださった方が妊婦マークをみて譲ってくださったのか、それとは関係なく譲ってくださったのかはわかりませんが、少なくとも、妊婦である自分自身の気持ちとして、マタニティマークをつけていることで、席を譲っていただきそのお言葉に甘えて座ることに対する抵抗感、周囲の人に対する罪悪感が薄れていた気がします。そして、自分自身の経験をふまえても、マタニティマークを見たら「席を譲らなきゃ」という思いが生じるというのもひとつあるのではないかと思います。「席を譲ってもらうために、これ見よがしにマタニティマークをつけるな」という議論が公開の場で生じてしまうような社会ということは、逆に、マタニティマークが人々が席を譲るためのインセンティブにもなっているということでしょう。

妊婦を弱者ととらえ、社会で守っていかなければならない、人として、常識人として、そういった弱者をみれば、優先席かどうかにかかわらず、席を譲ってあげるのが当たり前であるニューヨークでの生活を経ると、東京での経験がとんでもなくおかしなものに見えてきます。かたや東京では、妊婦は弱者ではない。自分の選択で妊婦でなることを選んだ以上、健常者が負っている通常の負担というものは負うべきであり、体によっぽどの害がない限りは、その負荷を軽くしようなんて甘い考えである、というのが、わたしの感じていた空気です。

その2)そもそもマタニティマークをつける理由はなに?

ネット記事に踊らされるとすると、席を譲ってもらうために、これ見よがしにマタニティマークをつけるのは、いけないことらしい。。。んじゃなんのためにつけるんだ?周囲の理解や助けを得るため、でなければなんのため?

「急に体調が悪化し妊婦であることを告げられないときの救急時に妊婦であることをしめすため」と書いているネット記事もみましたが。。。ちゃんちゃらおかしいと思ってしまうのはわたしだけでしょうか?そんな緊急時、あまりない。要は、突然意識を失って倒れたときのため?

体調が悪化し、離せなくなるというのはよっぽどのケース。そういった万一の場合に備えるのは大事だとは思いますが。。。少しでも意識があるケースにおいては、自分が妊婦であることを口頭で告げることが可能でしょう。私、妊婦です、というのに二秒。「急に体調が悪化し妊婦であることを告げられないときの救急時に妊婦であることをしめすため」にマタニティマークが配布されるようになり広く流布されることになったとは考えにくいとわたしは思うのです。

わたしには、マタニティマークをつける理由、そしてマタニティマークが流布した理由は、周囲の理解や助けを得るため以外にどうしても思いつかないのです。周囲の理解や助けを得るために、これみよがしにマタニティマークをつけるなというならば、そもそも、マタニティマークを廃止することを検討すべきだと思うのです。

その3)周囲の理解や助けを得るためにマタニティマークをつけてはいけないのだとしたら、その他の代替手段は?

では、周囲の理解や助けを得るためにマタニティマークをつけてはいけないのだとしたら、その他の代替手段は日本にあるのでしょうか。マタニティマークがなくても助け合う空気がそこにあるのでしょうか。

少なくとも6年前のわたしの少ない経験から踏まえると。。。正直にいいましょう、ありませんでした。妊婦かどうかは関係ない。元気だったら、立て。というのが電車内で蔓延している空気だった気がします。また私もそう思っていた思います。人に積極的に助けを求めてはいけない。だからこそ、助けを求めたいときに、マタニティマークが、助けを求めようとする自分の気持ちを後押しするものになっていたしマタニティマークをつけていた。

しかし、NYにきて、大きくその考えはかわりました。NYの地下鉄や街中でちょくちょく目撃する光景を見て、「妊婦は弱者であり、社会全体で守るべき存在だ」と思うに至ったのです。そうしなければ、国の最重要財産である子供の数はどんどん減っていくばかり。

しかし、以前のわたしの意識や、昨今のマタニティマークをめぐる議論をみていると、どうやら、妊婦は弱者であるので守らなければならない、という認識自体が、日本の社会全体のそれからずれているのかもしれませんね。仮に、この仮説が事実なのであれば、日本人としてとても寂しいことだなと思うのです。人に迷惑をかけてはならない、というのは素晴らしい考え方だと思いますが、それと、弱者に対する優しさ、というものを混同してはいけないと思うのです。

結論

たしかに、わざわざアピールする話ではない、という主張はよくわかります。

であれば、わざわざアピールしなくても助け合える社会がくるといい、そう思うのです。とはいえ、もしかしたらネットの記事に踊らされているだけかもしれない。もっと優しさにあふている場所だったかもしれない。私が忘れいているだけかもしれない。東京に帰ったら積極的に街中でこの目で東京の雰囲気を確かめてみて、あらためて、同僚に日本の状況について説明したいなと思ったのでした。

恐怖!?NYCお誕生日会事情

20150714_075756584_iOSニューヨークにきて、驚いたのが、こどもの誕生日会。頻度も規模も桁違い。娘は平均月に2回ほどは週末誕生日会にいっていたのではないかしら?ワーママに限らず、すべてのママにとって、誕生月が近づいてくると、さて今年はどうするか、と頭を悩ます大きな原因になっています。日本とはまるで異なる誕生日会事情について今日はご紹介。一大マーケットなので、日本でもいつか流行るのではないかなあと思いつつ書いていきたいと思います。また、ニューヨーク在住ママにも役立つようにいくつかの便利情報も合わせてご紹介します。

その1.恥かいた(?)最初のお誕生日会

NYCにきて早々、娘のクラスのお友達から誕生日会のお誘いを頂きました。まだママ友も全然いないとき。娘も毎日学校で泣き暮らし、食事も一切口にせず、友達もおらず。知り合いが全くいないので、お誕生日会は気が引けましたが、学校外で友達と会うと、その友達とより親密度が増すはずだと考え、娘が少しでも早く学校になれるようにと思って勇気を振り絞って参加しました。

誕生日ボーイは、満3歳。プレゼントは、大層なものであるべきではない、と考え、あえて予算をかなり抑えめにして、小さなミニカーを買って持っていきました。ただ、場所は、セントラルパークの芝生エリアということだったので、少しでもパーティーのお食事の足しになるようにと、焼き菓子や、お惣菜を持っていきました。

しかーーーし、想像していたお誕生日会と全然違った。

まず、招待客が多い。子供は20人にくらいいただろうか。それに付き添いの親たちも沢山。

プレゼントは、結構豪華なものばかり。大きなプレゼントが次々と渡されていくのを見るたびに、私の顔は青ざめていく。。。プレゼントを渡すときは、招待してくださった親御さんや誕生日ボーイに対して、そして娘に対しても、きちんと対応しきれなかったことがなんだか申し訳なくて、恥ずかしかった(と思っているのは私だけかと思いますが)。

ひいては、食事やつまみなどは、すべてホスト側が用意。帰りは、Goody bagというお土産まで各自頂くという形態。持ち寄りパーティーではなかったわけで、わたしのお惣菜や焼き菓子は、喜んでいただけたものの、きっとホスト側にとっては不要な品だったと気づく。。。

その2.創意工夫の見せ所

最初の洗礼を受けてから、誕生日会というものが、私の知っている日本の誕生日会とは全く違うものだということを知り、その後、いくつかの誕生日会にご招待頂く中で、自分が開催するにあたり大きな大きなハードルがあることに気づかされるのです。そのハードルとは「いかに印象に残るパーティーにするか」という問題。

(1)毎週のごとく開催される誕生日会

例えば、クラスが25名クラスだったとします。仮に半数が週末に誕生日会を開くとすると、そう、単純計算で毎月1回は誕生日会に招かれることになるのです。多い時は、月2-3回。土日の二日連続ということもままありましたし、すごいときは、二つの誕生日会をはしごなんていうときも!

この超高頻度で開催される誕生日会、実は参加者の多くが重複するケースが多い。招待するのは、大体、クラスのお友達+近所の親しいお友達。つまり、クラスのお友達のパーティーの場合、毎回クラスメートが集合するという、一種の定期週末プレイデートのような状況に。

そうなると、一番、主催者側にとって避けなければならないのが、「マンネリ」。かなりのお金と手間暇かけて子供のためにやる1年に1度の誕生日会ですから、とにかく、できるだけ印象に残るものを、と思ってしまうのが親心。重複する参加者に対して、いかに「目新しい楽しいイベント」を提供するかが勝負になってくるのです。

(2)あらゆる場所で開催が可能

akeley-hall-of-african-mammals_dynamic_lead_slideマンネリ化を避けたいという親の希望の声があれば、それにこたえるサービスもある。さすが資本主義の権化ニューヨーク。お金さえあれば、正直どこでだって誕生日会開催は可能なのではないかと思われるくらい、どこででも誕生日会プランというものを提供しています。もちろん値段はピンキリですが。。。

どんな場所で開催できるかというと、

  • 子供用のアクティビティ提供施設(児童館の私立経営版)
  • スポーツ施設
  • 動物園
  • おもちゃ屋さん
  • シアター
  • アート教室
  • 博物館
  • 美術館
  • 遊園地 。。。エトセトラエトセトラ

子供を対象にしている施設は、たいてい、誕生日パーティープログラムを独自に提供していたり、誕生日パーティーをオーガナイズする会社に業務委託し場所を提供したりしています。本当にすごい。NYの観光名所として有名な、ブロンクス動物園、自然史博物館、サークルライン(クルーズ)、こどもミュージアムなどなどでも誕生日会が可能。すごいケースでは、メリーゴーランド貸切とか、サーカス貸切とかもうなんでもあり!東京でいえば、上野動物園や、お台場クルーズ、国立博物館、とか、そんなところにあたるのでしょうか。

開催場所にあったプログラムがそれぞれ用意されており、こどもたちはさながら、毎週末誕生日会に参加しながら、学校の課外授業に参加しているような充実感が得られます。

ちなみに我が家は二回NYで娘の誕生日会を実施しましたが、二回目は、娘の大好きな場所、アメリカ自然史博物館で行いました。哺乳類展示コーナーを探検するというテーマのパーティー。展示物に詳しい(おそらく学芸員の方)がツアーを案内してくれるもので、子供たちも楽しいし、勉強にもなるので親の満足度も高いものでした。

ほかにも、こういった施設が提供するプログラムを利用せずに、自分たちの家で、またはマンションの共有スペースを借りてやるケースも。ただ、そういったケースでも、多くの場合、パフォーマーやフェイスペインター等を雇っていたり、雇わない場合でも、親が当日のプログラムを徹底的に練り上げて、相当入念な準備をして挑むというかんじでした。また、親二人では圧倒的に人手が足りないので手伝ってくれる人を何人かきてもらったり。なんせ何十人規模のパーティーですから、自分たちでやる場合も疲労困憊です。

その3.誕生日会の流れ

その規模や開催場所、開催頻度についても日本とはまるで違いますが、それ以外にも日本の(私の?)「常識」からは考えられなかった驚きの慣習を中心に、誕生日会の大きな流れをご紹介。

(1)Invitation LetterはE-letter

いまどき(?)なのが、招待状は、E-letterがメイン。出席管理も簡単なので。誕生日開場がそういったE-letterを用意してくれるケースもありますし、そういったE-letterのサイトで自分で作って送るケースも。

(2)招待するともだちの兄弟姉妹も忘れない

NYは基本的に子供だけで出かけることは法律上禁じられています。よって週末のお誕生日会は、かならず保護者の付き添いがなければこどもたちは誕生日会までこれません。ときに、招待するお友達に兄弟姉妹がいる場合、兄弟姉妹も、面倒を見る関係上、連れていきたい、というケースも。

会場の人数制限も考慮にいれて、兄弟姉妹の参加をOKとする場合は、その人数を把握すること、会場の人数がぎりぎりの場合は、E-letterに兄弟姉妹は連れてこないでください、と注意書きを据える必要があります。

(3)親の食べ物も用意

(2)に記載したとおり、こどもが外にいるときは親の付き添いが必須のアメリカ。よって、誕生日会に付き添ってきた親への食べ物も用意しなければなりません。大人の好みのスナック、飲み物、プラッター等を用意しつつ、こどもの好きな食べ物も用意しなければなりません。

(4)ケーキは「アメリカン」

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些末な情報ですが、ケーキについてすこし。ケーキは会場が用意してくれるケースもありますが、好まれるのは(?)アメリカンなケーキ。要は、日本人の味覚からするとあっまーーーいカップケーキや、アイシングでカラフルにデコレーションされたケーキたち。こどもたちの食いつき度合が違います。見た目が地味で甘さ控えのケーキはあまりささりません。ピンクや緑や青や赤、そんなカラフルなケーキがすかれるのです。

ちなみに、大人は、というと、経験上、半数くらいのひとが、ケーキを勧めても食べません。NYの大人たちは、ダイエットに気を使っている人がむちゃくちゃ多い。社会的に成功していればいるほど、体も細くて鍛えられていることが評価されるNY。こどもの誕生日会でも、ケーキを控えることを忘れない大人たち。

というわけで、ケーキの大きさや量を考えるときは、子供の分だけを考えるだけで十分。

(5)Goody Bagという名のお土産

最後に驚きなのが、Goody Bagという名の、参加してくれたお友達に渡すお土産。参加してくれたお友達全員に、お土産を渡すのが重要な慣例になっています。ここでも、いかにコストを抑えつつ、センスのあるプレゼントを用意するか、というのが勝負の分かれ目です。

Party Cityという巨大なパーティーグッズ専門店では、Goody Bag用のちいさなおもちゃを大量購入できるのですが、こういったところで、誕生日会のコンセプトとそれにあったプレゼントを考え、アイデアを練り、仕入れる。そう、まるで、結婚式の引き出物状態。結婚式の引き出物より悩んだかも。。。

その4.親にとっては絶好の社交場&こどもにとっては絶好の遊び場

そんな豪勢なNYC式誕生日会、あほらしい、と一蹴することもできるのですが、実は、これだけ人気があるのには理由がある。その理由とは、こういった誕生日会が親にとっては絶好の社交場であり、こどもにとっては絶好の遊び場になっているのです。

前述したように、様々な場所で行われる誕生日会は、要すれば、多くのアクティビティに参加する絶好のチャンス。わざわざ親が、こどものための週末イベントを調べなくても、誕生日会に参加するだけで、実は色んなアクティビティを楽しめちゃったりするのです。しかも、そういったアクティビティを、自分の学校や近所のお友達と一緒に楽しめる。こんな機会はぜひ積極的にとらえて子供にあげたい、と私なんかは思ってしまいます。

また、親にとっては、子供のお友達の親と親しくなる絶好のチャンス。こどもの教育、特に外国でのこどもの教育では、親同士のつながりや、そこから得られる情報というのは本当に貴重で重要なもの。誕生日会は、親は基本的にスナックを食べながら、見ているだけなので、とにかく親同士のコミュニケーションが必須になりますし、だからこそ、この時間を通じてお互いをよくしることができます。まして、それが毎週のごとくあって、しょっちゅう顔を合わせているとしたら。。。そりゃ親しくなるでしょう!

特にわたしのような外国人の親にとっては、娘のクラスメイトの親を除けば、同年代のこどものいる親にはなかなか会えないのが現実。職場でもママはいても、こどもの年齢や住んでいる地域が違うと、お互いの必要な情報が重ならないことが多い。よって、こどもの誕生日会では、とにかく、沢山の親御さんたちと親しくならなければ、と毎回必死につたない英語で話し続けたのが功を奏し、多くのママとも、パパともを、誕生日会を通じて得ることができたのでした。

その5.垣間見えたお誕生日会のもたらす功罪

ちなみに、ここまで書いたようなお誕生日会を開くには、かなりの費用がかかります。アメリカに来たばかりのころ、こんな豪華なお誕生日会をみて、うちは、こんなの無理。我が家は絶対やんない!と思ったのもつかの間。「外国人」の娘が少しでもお友達と仲良くなれるように、私たち親も、少しでも多くの家族とつながりができるように、という思いに負けて、結局NY滞在中の二度にわたる誕生日は二度ともNY式誕生日会を開きました。

一度目は、同じ誕生日のクラスメイトと共同開催、二度目は単独開催。いずれも、この誕生日会をきっかけに、娘も友達との親密度がぐっとあがり、クラスの中に溶け込んでいけましたし、私たち親も、多くの親友達とつながるきっかけになりました。わたしが、NYで築いたつながりの半分以上が、娘を通じたつながりです。そんな多くの素敵な友達家族に恵まれたきっかけのひとつには間違いなく誕生日会の開催があったと思います。

一方で、かなりお金がかかるので、だんだんみんな節約の方向にむかいます。4-6歳をピークにだんだん、誕生日会は地味にしていくという話を聞きました。この点は、NYで生活をし続けてみなければわからない点ですが。

そして、お金がかかる、という事実が影響を及ぼすのは、主催者側の家計だけではありません。招待を受ける側も、毎回それなりのプレゼントを用意します。誕生日会に参加する以上それなりに費用はかかるのです。とすると、何が起きるのか。公立学校では誕生日会に毎回参加しない子供が出てくる、のです。

その事実に気づいたのは、娘がKindergartenに進学してから。Preschoolは、私立であったこともあり、多くのご家庭が似たような家庭環境であり、みな、招待を出せば、都合がつきさえすれば積極的に参加するかんじでした。

ところが、公立のKindergartenに進学してから、参加者の顔ぶれが固定化していることに気づいたのです。そして、さらにいえば、参加者の多くが、白人層であることに私は気づきました。どういうことか。おそらく、誕生日会を主催する側は、子供が女の子であれば、クラスメイトの女の子全員に招待状を出しているはずです。なのに、参加者の顔ぶれが固定化しているその背景には、誕生日会に出席したら、きりがない、プレゼントのお金がかかりすぎる、という理由もひとつあるのではないかと想像しました。もちろん、色々なご家庭があるので、各家庭の方針があるのだとは思うのですが、あきらかに、クラスの人種構成と、誕生日会に参加するクラスメイトの人種構成が違ったため、そんな想像を膨らませたのです。

実際、わたしも娘のクラスの女の子全員に招待状を出しましたが、何人かの方からは、特に理由なく不参加の連絡をもらい、中には返事のない方もいました。そしてそういった方たちは、その後一度も娘のクラスのお友達の誕生日会でみかけたことはなかったのです。もちろん、単なる偶然かもしれませんが、それでもわたしはその背景にひそむなにかがあるのではないかなと思わざるを得なかったのでした。

お誕生日会は間違いなくこどもにとって楽しいイベントのひとつです。学校外でそんな楽しいイベントを共有できるお友達と、そうでないお友達が出てきてしまう可能性を秘めている。NY式豪華なお誕生日会がもたらすものが、いいものばかりではない、ということにも気づかされたのでした。

おまけ.NYC在住者向け詳細情報

については、恐怖!?NYCお誕生日会事情 -その2おすすめ誕生日会プレイス in ニューヨーク-にまとめましたのでご覧ください!

 

スパルタ教育が格差をなくす?(~経済格差×教育格差に直面したNYその2~)

 

20150629_071444129_iOSNYにきて、強く感じるのが、経済格差が有む教育格差というもの。特に娘の通っていた学校が、NY市の抱える教育格差を解消する試みの一環で作られた学校であったということからも、この問題については特にこの一年よく考えさせられました。経済格差×教育格差について、日本の教育問題を考えるうえでも役に立つことだとおもうので、いくつかの話題に分けて、NYで感じたことについてちょこちょこ書いていこうと思っています。

今回は第二弾。貧富の差から生じる教育格差を是正しようとするニューヨークのある試みをご紹介。

貧富の差が教育の差につながるアメリカ

公立学校の成績やデータ、どこまで開示すべきだろう?(~経済格差×教育格差に直面したNYその1~)でも記載しましたが、貧富の差、経済格差が、子供達の教育環境の差を如実に生んでいるなと実感したのがニューヨークでした。同じ公立小学校でも、その環境やプログラムには大きな差があるのです。各学校の環境やプログラムに大きな影響を及ぼしているのは、先生もさるごとながら、親。親の教育への関心、経済力、等が学校に大きな影響を及ぼします。

特に大きいと私が感じるのが、PTAによるFundraising(資金調達)の額の差。この記事(PTA fundraising data shows massive gap between haves and have-nots)にNYCの公立学校のFundraisingの一覧(2013年度決算情報)が載っているのですが、トップの学校(この学校は前回の記事で良い学校として名前をあげた学校)の2013年度期末残高が$1,499,478(約1億8500万円!!!!)(うち年度収入が6700万円、支出が8500万円)であるのに対して、期末残高が$0の学校も。

Fundraisingの方法は色々な方法がありますが、豊かではない地域では、伝統的な方法、例えば、手作りクッキーやレモネードを売ったり。正直Fundraisingの額はたかが知れています。一方で、豊かな学校では、保護者が商品をだしオークションのようなものまで実施するケースも。ちなみにそういった地域はミリオネアが大量に住む地域なので、公立といえども保護者は超裕福層。出される商品もすごいですし、買い手にも困らない、ということのようなのです。

教育省は、PTA資金を主要科目の先生の雇用に用いることを禁じていますが、音楽、スポーツ、先生の教育プログラム等には用いることは認めているのです。資金の面からいっても同じ公立学校で大きな差が生じているのはわかっていただけますでしょうか。

結果的に、NY市では、80万人の子供が、英語及び算数が、その子供の学年で、あるべき到達レベルに達していないという状況になっています。さらに、黒人及びヒスパニック合計30名で構成されるKindergartenのクラスのうち、大学進学のレベルにいたるのはたった2名という現実だそう。

こういった経済格差がもたらす教育格差を解消しようとしたのが、娘の通っていた学校です。

教育格差をなくす試み―チャータースクール―

娘の通っていた学校は、Success Academyという学校(公式HPはこちら)。この学校は、パブリックスクールではなく、チャータースクールといわれるもの。チャータースクールというのは、教育省から独立している公立学校であり、パブリックスクールよりも自由に教育プログラムが設定することができます。市や州からの補助金もさることながら、複数のヘッジファンドを通じての資金調達も行っています。

Success Academyは2006年にKindergartenと1st Gradeだけでハーレムで始まったチャータースクールで、ここで、異例の好成績を収めたことから人気が拡大し、2014年には、NY市全体で32校にまで増設。elementary Schoolだけではなく、Middle School(小学校高学年~中学に該当)にまで拡大している学校もあるほど。2014年度には、約2700人の募集枠に、22000人もの応募があったとか!

人気の秘密は、費用がほぼかからない(かかるのは制服代のみ。給食費もかからない)のに、充実した予算で成り立つ、私立なみのプログラム。

まず、預かり時間が、とても長い。Kindergartenですら、7時45分~4時まで(水曜日のみ12時まで)。毎日、算数、国語、科学の授業があり、曜日ごとに、スポーツ、チェス、美術、ダンスもある。ほかにも、毎月かならずField Tripという名の遠足/社会科見学があり、博物館、美術館、動物園、サーカス、農場、スーパー、シアター、植物園、等々様々な場所に行くチャンスもありました。

さらに、この学校に入るのには、学区が関係することもある学校もありますが、いくつかのSuccess Academyは学区制限がなく、入れるかどうかは抽選で決まるのです。

そして、なによりも最大の人気要因が、好成績であります。

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上図は2014年度の州統一テストの結果。ここに示されている通り、NY市では、公立学校の生徒のうち、統一テストにパスするのが算数ではわずか35%、英語では29%(この数字も結構驚きの低さ。。。)。の中、Success Academyでみると、算数は94%、国語は64%という結果を残しています。しかも、受験者の人種構成は、アフリカンアメリカン、ヒスパニックが90%を占める中で、この好成績。

人種毎の統一テストの達成率を比較しても以下のとおり。NYC全体でみても、人種ごとの達成率に大きな差があるのがわかると同時に、Success Academyが好成績をのこしていることがよくわかるでしょう。

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Success Academy全体ではなく個別の学校ごとにみても、算数のテストでは、NY州全体でトップ10にNY市の学校が4校ランクインしている中、Success Academyが1位と2位を占めています。この、人種構成にかかわらない、好成績が一番の人気の秘訣なのです。

好成績の秘密

なぜ、この学校が、これだけの好成績を収めているのか。その答えは、「スパルタ教育」。

その1.規律がいっぱい

アメリカの学校は、概して、(日本で生まれ育ったわたしからみると、かなり)「自由」。ルールってあるのかしら?と思うくらい、自由。服装規制がないことは、保育園の服装規制、本当に必要?にも記載したとおりですが、それ以外もかなり自由。たとえば、時間にもかなりおおらか。いろいろな発表の機会をとらえて、こどもたちのパフォーマンスをみても、日本の小学生のよりも、より自由な発想と個性が尊重されている気がします。変な例ですが、おそらく、自由と個性が尊重されている教育を受けているアメリカの小学生は、日本の小学校の運動会で行われるような、規律の象徴のような非常に美しい組体操なんて、しないだろうし、できないんじゃないかしら。。。(偏見かもしれませんが)。

そんな中、Success Academyには、様々なルールでいっぱい。時間厳守はもちろん。例えば、登校時間も7時45分までと定められており(Kindergartenも!)、最後は分単位で呼び声がかかり、遅刻を避けるべく、生徒と送り迎えの親が走りこむ姿は毎朝みられます。

ほかにも、廊下では私語禁止。廊下には、数字や単語のシールが一列に並べられており、廊下で並ぶときは、そのシールの上にきちんとたたなければならない。歩くときは、男の子は(悪さをしないように)手をズボンのポケットにいれなければならない。(廊下を小走りで走らなければならない宝塚音楽学校を彷彿とさせる。。。)

先生がある特定の号令をかけると、生徒たちがそれに呼応する号令パターンがいくつもある。例:先生「私に注目、1,2,3!」→生徒「先生に注目1,2,3!」のように。。。まるで軍隊。

生徒たちは、毎日、緑色のスティッカーをもらってくるのですが、これらのルールを守らず目に余る行為をすると、そのスティッカーが黄色に、そしてひどくなると、赤に変わります。そして、赤がたまると、進級できないことも。

これらのルールは驚くほど、こどもたちに浸透しており、教室を除くと、小学生や幼稚園児とは思えないほど、静かな教室。自由にしていいといわれるときは驚くほどうるさい子供たちも、授業中はびっくりするくらい静か。(まるで日本の学校のよう!と思いました。笑)

その2.ひたすら勉強と競争

ルールだけではなく、勉強もすごい。毎日の宿題の量もKindergartenからかなり多い。週に一回の半日授業の日を除き、授業も7:45-4:00までみっちり(Kindergartenで)。これは私が通っていた高校の授業時間よりも長い。笑。

さらに、毎日なんらかのテスト(算数や英語)があります。算数のテストは、満点の人は、壁に名前が張り出され、読解力のテストについては、全員の読解力レベルが壁に張り出されており、誰ができて、誰ができないのか、ということが一目瞭然! その他の授業でも良く発言できた生徒、ルールを守れた生徒、などには、積極的に、シールや、かわいい消しゴムなどの、「サプライズ」という名のご褒美が積極的に与えられる。

要は、徹底的にトレーニングをさせるだけでなく、こどもたちに、ご褒美や、成績開示という+αのインセンティブを与え、競争心をあおり、ひたすら好成績を追求させるのです。つまり、親の教育熱にかかわらず、やる気のある子供はとことん伸びるというシステム。

Success Academyのような試みは、その他のチャータースクールでも色々な形で実施されています。

課題や批判はいっぱい

個人的には、この学校のスタイルは、娘にはあっており、わたしは大満足でした。純粋アジア人かつノンネイティブは娘のみのクラスの中、当初、自信を持てなかった娘も、テストで好成績を残すことにより(この点、日本人はとても得意だと思う)、徐々に自信をつけ、結果的に友達も増え、毎日学校に行くのが楽しみな子になりました。

しかし、「自由」「自主性」が主流のアメリカ社会では、多くの批判記事も見つけられます。規律でしばるこの学校は、子供の人権をうばっている!とまで糾弾している記事もみかけました。実際に、この学校に合わない子供も多く、退学や、停学、留年も一定数いるといわれいてます。

また、既存のパブリックスクールを否定する流れでもあるので、チャータースクールそのものに対して批判的な意見も多いのです。例えば、現NY市長は、チャータースクールのシステムと真っ向から対立。チャータースクールにNY市が無償で場所を提供しているのですが、これを取りやめるように制度変更を実施。それに対して、チャータースクール側は訴訟を提起し、勝訴。市長との対立はいまだ続いており、Success Academyを含むチャータースクールは、年に2回、こどもたちも巻き込んだ大きなデモを(NY市の裁判所の前でのイベントと州都でのデモ行進)ここ数年実施しています。チャータースクールの活動がわかるWebsiteがこちら→families for excellent schools

また、Success Academyが好成績をおさめるようになると、学校自体の人気が向上。結果的に、Upper WestやUnion Square校といった裕福な子供たちが住む地域にも学校が設立され、裕福な家庭の子供がこの学校に多く応募するようになってきているという現状もあります。学校に入れるかどうかは、くじの結果であるものの、裕福な層の応募が増えれば、それだけ、本来の目的である、貧しい層にも豊かな教育をという目的からずれてしまう可能性も秘めている、という批判も出てきています。

Don’t Steal Possible!(可能性を奪うな)

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色んな批判があるとはいえ、わたしは、こういった試みがあるということが、本当にすごいことだなあと思いました。問題を解決しようとするときの、「慣例にとらわれない」力といいますか、推進力といいますか、それが、すごい。ニューヨークに住んで、日本と最も違うな、と思うところが、常に「変えよう」という空気があるということ。それが、この学校システムをめぐる問題でも強く感じることができました。

日本でいうと、教育委員会から独立して学校を運営。しかもそれを無償で提供するために、ヘッジファンド等から資金を調達。。。なんだか今の日本では考えられないシステムなのではないかなと思ったりします。

それでも、前回の記事でも記載したとおり、もしかしたら、こういった、経済格差による教育格差というものが、ニューヨークのように顕著になってくる時代が日本にもくるかもしれない。そうなったときに、このニューヨークで見た試みは何等かのヒントを我々の社会に与えてくれるのではないかなと思うのです。

Success Academyをはじめとするチャータースクールの試みは、まだ始まったばかり。この学校が、結果的に、こどもたちの大学進学率等にどう影響を及ぼしていくのか、これからもその結果を注目していかなければならないと思っています。